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早大に高まる“清宮待望論” 争奪戦で猛烈攻勢のチーム事情

5/30(火) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

「慶大の優勝を阻止したといっても、先行きが不安。やっぱり清宮君が入ってくれないことには」

 28日の早慶戦を観戦した古株の早大OBがこうつぶやいた。

 六大学野球春季リーグ戦。慶大が勝てばリーグ優勝となるこの一戦は、早大が1点ビハインドの七回に大量5得点を挙げるなど、12―6で勝利した。慶大の優勝を阻止して一矢を報いたが、3季連続のV逸となった早大周辺では、この日の美来工科(沖縄)との招待試合で高校通算96号本塁打を放った早実・清宮幸太郎(18)の待望論が一層、高まっているという。

 早慶戦2試合で計14失点を喫するなど、今春のチーム防御率4.02はリーグ5位(28日現在)と投手がボロボロ。1年秋、2年春にそれぞれ4勝した大竹(4年)、2年間で通算11勝の小島(3年)が揃って不調に陥っていることが影響しており、先のOBは「投手が崩れて打線が取り返す試合が続いている。まるで(系列校の)早実のような試合展開だよ」と嘆き、こう続けた。

「今年は、昨秋ドラフト上位候補の早川(木更津総合)が入学していきなり主戦になっているが、あとの投手で目立つのは身長2メートル左腕の今西(広陵)くらい。一方で、打線は、2年生の加藤(早実)がリーグ首位打者、最多本塁打と軸として働いている。優勝を目指すにはさらに打線を強化しないといけない。来年、清宮君が入学して3番に入ることで、早実が15年夏の甲子園に出場した際の加藤との3、4番コンビが復活すればいうことない。もともと大学には、20年東京五輪の野球日本代表に早大・清宮として送り出したいという強い意向がある」

 この日、早慶戦に先立って行われた慶大との新人戦では、4番の和田(2年)をはじめ、スタメンには4人の早実出身者が入り、上條(2年)がリリーフ登板した。今後は、先輩たちが中心となって戦っていくことになるだけに、清宮にとってもやりやすい環境にあるのは確か。

 プロか早大か、はたまたメジャーか。進路が注目される清宮に対し、早大の猛烈な追い上げが始まる。

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