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【巨人】由伸監督、“V法則”へ交流戦で逆襲誓う…尚成さんと対談

5/30(火) 15:03配信

スポーツ報知

 巨人の高橋由伸監督(42)が29日、30日に開幕する「日本生命セ・パ交流戦」での巻き返しを誓った。同級生で本紙評論家の高橋尚成氏とのスペシャル対談が2年連続で実現。交流戦に勝ち越せばシーズン6連覇中という“V法則”に触れ、「セは交流戦の順位がそのまま(シーズンの最終順位に)流れていく傾向がある」と、パとの18試合を重要視した。30日から敵地でパ首位・楽天と3連戦で代打が主だった村田のスタメンも示唆。投打とも厳しい目で戦力を見極めて大逆襲の足掛かりにする。

【写真】梨田監督は余裕のコメント

 高橋尚(以下、尚) いよいよ交流戦だね。戦い方はどう考えているの?

 由伸監督(以下、由) ホームでやる時は(DH制がないので)相手の戦い方が変わるくらいだけど、(パの本拠地で)DHを使う時に誰をどう使っていくか、というところかな。

 尚 DHは誰か何となく決めてる? DHがあれば村田を使っていけるんじゃないかな?

 由 そうだね。使っていく場所が一つ増えるから使えるよね。あとは相手投手との兼ね合いで、調子のいい選手を(先発に)一人使いたいと思っているよ。

 尚 村田を使うなら三塁? 一塁? DH?

 由 慎之助(阿部)をDHにする形が多くなるとは思う。そこ(空いた一塁)に村田を含めて誰かを入れることになる。

 尚 100%村田、というわけではない?

 由 その時に調子のいい選手を使っていきたいね。

 尚 巨人は、交流戦に勝ち越した年はシーズンでも6連覇中(※1)。何とか勝ち越さないと先に進んでいかない。

 由 セ・リーグは交流戦の順位がそのまま(シーズンの最終順位に)流れていく傾向がある。去年の交流戦は広島が抜けて、次がうちの5割だったからね(※2)。交流戦でセが優勝したのはウチの2回だけ。両方でシーズンも優勝している。セ・リーグにとっては大事になる。

 尚 チームは現在3位。広島になかなか勝てないところ(1勝10敗)が痛いね。

 由 そこがなかなか波に乗れない一番の原因。でも、広島に一方的にやられている中、まだここ(3位)にいる。首位にいないことは問題だけど、まだまだダメなところばかりを心配する時期でもない。

 尚 この2か月、誤算だった選手、逆に思ったよりいいな、という選手は誰?

 由 誤算はいっぱいあるよね…。

 尚 お察しします(苦笑)。

 由 当然、山口俊だったり、陽岱鋼だったりね。1軍の中では長野がね。沢村もそう。去年主力だったメンバーが結果が出ていない、戦力となっていないというのは誤算と言えば誤算。逆にマギー、カミネロは活躍してくれている。

 尚 あとは…。

 由 チャンスがいっぱいある中で、なかなかチャンスをつかまないヤツらばっかりだな、ってところだよ。

 尚 それは、若い選手(※3)ね。考えがない若手が多いと感じるんだけど、監督としてはどう?

 由 考えがないわけじゃないし、必死にやってはいるんだけど、結果が全てだから。いつまでもチャンスがあると思ったら大間違いだし、それをどう感じているのか。もう(開幕から)2か月。けが人が戻ってきたりしたら、いよいよラストチャンスになる、と。

 尚 投手はそれなりにやっている?

 由 ベテラン2人(内海、大竹寛)がここに来て良くないけど、柱の菅野とマイコラスは別格として、田口が日々良くなっている。

 尚 桜井はどう? 短いイニング、例えば7回、というのは?

 由 最初に投げた時に「おっ」と思って考えたんだけど、その後に投げた時が良くなくてね(※4)。もうちょっと投げてみないと。いきなり(7回)はまだ無理かな。結果を残してからかな。

 尚 山口俊と陽岱鋼も交流戦中に戻って来そう?

 由 山口俊は27日に5イニングを投げた。どのくらいで戻って来られると思う?

 尚 5回か。あと1、2度(ファームで)投げたら、かな。交流戦最後か交流戦明けかな。

 尚 リリーフはないの?

 由 今はない。本人も先発での復帰を目指しているから、まずは先発。

 尚 後ろはマシソン、カミネロが安定しているけど、その前だね。

 由 そこに沢村がいれば厚さはあったと思うけど、田原が戻ってきてくれたのでね。タイプの違う森福と、目先を変える意味でも変則の投手が入れば、7回をやり繰りしていける。

 尚 陽岱鋼は?

 由 こっちが「いつから」と計算を立てて戦いたくはない。それが狂うと難しくなるから。来たら、「戦力が増えた」と思えばいい。

 尚 陽が戻ってきたら誰かが外れる。

 由 長野だってこのまま上がらなければ、ね。立岡と大して数字は変わらないわけだから。

 尚 でも長野が打ってないと、立岡が打たないよりダメージが大きい。

 由 実際問題、長野が打ったら点が入っている。一人のせいじゃないけどね。

 尚 厚みがでる。

 由 そうそう。

 尚 けが人も徐々に戻って来そうだし、交流戦も注目して見ているよ。

 由 セのチームは、どこも交流戦を警戒していると思う。例年の傾向が出ているからね。そこで成績がいいと、勢いに乗れる。

 尚 交流戦が大きなカギになるのは確かだね。

 <脚注>

 【※1】巨人が過去10年の交流戦で勝ち越したシーズンは、07~09年、12~14年。交流戦で貯金した6シーズン全てで、リーグ優勝している。

 【※2】昨季交流戦では、広島(11勝6敗1分け)がセ唯一の勝ち越し。鈴木誠也の活躍で「神ってる」が流行したのも交流戦だった。セでは巨人が5割で、残り4チームは負け越した。

 【※3】野手では石川が奮闘しているが、開幕前に期待された岡本、重信らがレギュラーをつかめず。ドラフト1位の吉川尚も1軍に定着できなかった。中堅では中井、立岡、小林も十分な成績を残せていない。

 【※4】5月17日のヤクルト戦(東京D)でプロ初リリーフし、最速149キロで2回パーフェクト。20日のDeNA戦(横浜)では球威が落ち、勝ち越し打を許した。

最終更新:5/30(火) 15:37
スポーツ報知

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