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大下氏「広島あるぞ!交流戦独走 岡田の驚く成長ぶり」

5/30(火) 16:45配信

東スポWeb

【大下剛史「熱血球論」】いよいよ30日からプロ野球は交流戦に突入する。リーグ戦で上位を走ってきたチームがそのまま突っ走るのか、はたまた下位に低迷していたチームが巻き返すのか。ファンの興味も尽きないところだろう。

 ことセ・リーグに関しては、広島の強さが群を抜いている。先の巨人3連戦でそれを痛切に感じた。かつては「どう巨人を倒すか」という立場だった広島が堂々の横綱相撲で3連勝。今季の対戦成績(広島の10勝1敗)にも表れている通り、この2チームの実力には大きな開きがある。

 広島も盤石というわけではない。先発陣ではいまだ開幕投手のジョンソンが離脱中で、野村も腰の違和感から出場選手登録を抹消されている。野手でも攻守の要である菊池の足が万全ではなく、欠場や途中交代などでだましだましやっているのが現状だ。それでも交流戦前に5連勝で再び首位に立ったのは、主力を休ませながらでも戦える選手層の厚さがあるからだ。

 特に投手では、岡田の成長ぶりに驚かされる。あの球威はリーグでもトップクラス。困ったときにストレートで勝負にいけるというのも心強い。おそらく対戦する可能性のあるパの各チームも相当に警戒していることだろう。

 今年はパの本命に挙げられていたソフトバンクに圧倒的な強さがない。昨季日本一の日本ハムも調子はいまひとつ。勝負事だからやってみないと分からないが、交流戦が終わったらセは広島が独走――となっていても不思議ではない。

 リーグ戦に戻れば、夏の厳しい暑さとの闘いが待っている。そのための準備として戦力整備も進めなければならない。広島にまざまざと実力差を見せつけられた巨人がどう立て直すのか。福留、糸井のベテラン頼みとなってしまっている阪神は、金本監督がどれだけ若手を我慢して使い続けられるか。ペナントレースの灯を消さないためにも、この3週間の戦い方が重要になってくる。(本紙専属評論家)

最終更新:5/30(火) 16:45
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