ここから本文です

新しい職場で“これをやったら嫌われる”7カ条

5/30(火) 13:20配信

ITmedia エンタープライズ

 社員食堂や飲み屋で、新入社員が「俺の配属された〇〇部さあ、最悪なんだよね」などと不満や悪口を言っているのを聞いたことがあるだろう。また、新しい部長が来て今まで一生懸命頑張ってきたことを全否定されるような改革を訴えられることに嫌気がさすこともあるのではないだろうか。

【画像】新しい職場で“やったら嫌われる”7カ条とは

 新人がはじめて配属されたときや、転職や異動などの際に、新たな環境への期待や不安、「早く認められたい、良い評価を得たい」とはやる気持ちから、新しい職場の同僚や上司、自分のメンバーとうまくいかず、本人にそのつもりはなくても、孤立してしまうことは多いようだ。

 そこで、私自身が経験から得た気付きをもとに、新しい職場で「してはいけないこと」を7つ、紹介したい。

 なお、「本来どうあるべきか」や私のリーダーシップ哲学ではなく、「現実の世界でうまくいくために」という視点で、自戒の念を込めて書いたものを公開しているので、その点はご留意いただきたい。

1. 良い意見を言って認められようとする

 会議の席でカッコイイ、あるいは気のきいた意見を言って認められたい、という衝動に駆られることがあるだろう。

 しかし、まずは新しい配属先の価値観、状況、優先順位などを理解し、行動と数字で認められるようにすべきだろう。

2. 自分に対する相手の期待値を上げすぎる

 後々、「思ったほどではない」と思われるよりも、「思ったよりやるなあ」と思われる方が良いはずだ。過度な期待を持たれてしまい、後で評価はずれと思われてしまったら、良い仕事は回ってこなくなるだろう。

 自分の実力を知ってもらうことは必要だが、必要以上の期待を持たれないように、言動に気を付け、謙虚に振る舞おう。

3. 知ったかぶりをする

 知ったかぶりと自慢話は、人間を薄っぺらく見せる。

 分からないことがあったら、まず自分で調べ、それでも分からなけば、素直に質問して学ぶ姿勢が大切である。新しい職場に配属された直後こそ、質問できる大切な時期だと考えよう。

4. 新しい職場の問題点を指摘する

 配属先に問題が見つかっても、その根本的な理由や、職場の文化、状況を理解できておらず、解決策も提案できない状況では、指摘するべきではない。そのような無責任に問題点をあげつらうようなことをするようでは、今まで改善の努力をしてきたであろう同僚や上司との良い関係は築けない。

 まずは、問題や制約といったものが存在するのは当然のことと考え、与えられた環境の中で最高のパフォーマンスを出すことに注力しよう。

5. 新しい職場の人の悪口を言う(例え冗談でもダメ)

 誰にも言わないと約束してもらったはずの陰口や、飲み屋で冗談のつもりで言った軽い悪口でも、後々、「必ず」本人に「強烈な悪口」として伝わるものだ。それを聞いた本人は、聞いたことをことをおくびにも出さずに、悪口を言った人を協力者リストから外すはずだ。

 「悪口ではなく事実だ」という人もいるが、本当のことであっても、悪口は悪口だと考えよう。

6. 以前の職場の良さを自慢げに話す

 「前の会社ではできたのに」「以前はこういう仕組みが使えた」などと、以前いた会社や部門のシステムや仕組みの素晴らしさを、自慢げに話してしまう場合があるかもしれない。本人は自慢するつもりなどなくても、そう聞こえてしまうかもしれない。

 もし自分がその手の話を聞かされる立場だったら、参考になると思う場合もあるだろうが、大抵は「うざい」と感じるはずだ。

 質問されてどうしても話さなくてはならない場合に、事実のみを短く伝えよう。

7. 以前の職場や上司の悪口を言う

 私は、新しく来た方が以前の会社や上司の悪口を言っているのを聞くとき、その場ではうなずきながらも、「こいつは、俺がいないところでは、俺の悪口を言ってるんだろうなあ」「この人は悪口や文句を言う癖があるのだろう」と思ってしまう。恐らく多くのマネジャーはそう感じるだろう。

 以前の会社や部門ではなく、新しい「自分」にフォーカスしよう。

●全ては「信頼関係をつくる」ことから

 最後に、「するべきこと」を1つ挙げる。

 新しい職場では、同僚、メンバー、上司との「人間的な信頼関係をつくること」が何より重要な、優先事項だ。新しい所属先の多くのメンバーと仕事に謙虚に向き合い、仕組み、文化、状況を正確に理解することに注力すべきだろう。

 焦ってはいけない。「良いリレーションシップなくして、良い仕事はできない」のだ。

 私もあらためて肝に銘じたい。

●著者プロフィール:吉田賢治郎

テックファームホールディングス 執行役員 事業企画&マーケティング室長

元日本IBM デジタルセールス事業 第一事業部 部長

コラボレーションとビジネスのスキル、お父さんのIT利用、マネジメントについてお伝えします。

詳しいプロフィールはこちら。