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将棋連盟新理事紹介〈2〉森内俊之九段「伝統文化の世界をより発展させたい」…専務理事

5/30(火) 10:04配信

スポーツ報知

 日本将棋連盟は29日、都内で棋士総会を開催し、現役棋士7人を新理事に選出した。今後2年間、将棋界の舵取りを担う7人の経歴と横顔を紹介する。

 ナンバー2である専務理事として普及免状部や経理部を担当する森内俊之九段は(46)は1970年、神奈川県生まれ。勝浦修九段門下。82年、奨励会入会。87年、四段(棋士)に。2002年、初タイトルとなる名人を獲得すると、現在までに名人8期などタイトル獲得通算12期。十八世資格保持者。

 小学生時代から羽生善治三冠(46)と世代の頂点を争い続け、名人戦でも幾多も名勝負を繰り広げた。長い持ち時間の将棋を得意とし、相手の攻めを受け切る棋風は「鉄板流」と称される。今年、順位戦でA級からB級1組に陥落したことで、自らフリークラスへの転出を宣言。名人以外のタイトルを目指すことになった。

 クイズが得意で、焼肉やカレーライスが好物。対局中にパイナップル味のアメを口に入れることがファンの間では知られている。

 以下、立候補の理由や抱負など。

 「専務理事という大役を仰せつかりました。初めての理事就任にもかかわらず責任の重い地位を引き受けることになりまして、身の引き締まる思いでございます。将棋の世界は多くのファンの皆様や関係者の皆様に支えられて成り立っている世界でございまして、改めて感謝を申し上げます。先輩方から受け継ぎました伝統文化の世界をより発展させ、後輩たちに引き継げるよう全力で務めたいと思っております。

 フリークラスにつきましては、今年ではなく2年ほど前にA級降級するピンチがありまして、降級したらどうするかということを考えておりました。理事職につきましては、佐藤会長が誕生するまでは理事選に出ようと考えたことはなかったですけれども、若い頃から切磋琢磨してきた佐藤さんが会長になられたということで、自分たちの世代でもこのような役職を務める時期になったのかなと感じましたし、もし自分がお役に立てることがあればと思いまして、立候補を決意致しました。

 昨年以来、将棋界は難しい状況になっておりまして、そういう中での立候補に関しましてはすごく迷いというものもあったんですけど、その中で30年間、棋士としてやらせていただいて、活躍もさせていただいて、先輩方がこういう世界を創って下さったおかげで棋士として活躍できましたので。後輩たちへの恩返しも考えて、最終的には決断しました」

最終更新:5/30(火) 10:04
スポーツ報知