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インタビュー:都議選で改革加速に必要な議席欲しい、国政は考えず=小池都知事

5/30(火) 16:50配信

ロイター

[東京 30日 ロイター] - 小池百合子東京都知事はロイターとのインタビューで、7月の東京都議会議員選では加速度的に改革を進めるために必要な議席数が欲しいと述べ、都民ファーストの会公認、推薦、選挙協力を行う候補を合わせ、過半数を獲得することに強い意欲を示した。

将来的に国政に出ることや都民ファーストが国政選挙に候補者を出す可能性は「全く考えていない」と否定した。

インタビューの詳細は以下のとおり。

──政治家として、都知事として政策のトッププライオリティーは何か。

「私が知事として取り組みたいのは、パラダイムシフト。2025年には人口は減っていく。高齢化はさらに進む。東京をどう持続可能にしていくのかということで、様々な施策を構成そのものを変えていくという仕込みを、1年目の今やっているところ」

「私自身が知事になったことが一番大きな違いだと思うが、どこの団体や政党にも支援されずに都民に選ばれた。フランスのマクロン大統領も政党の支持なく大統領に就任し、議会選挙ではインターネットで応募した方が立候補されていると聞いている。議会の基盤を作るということ。私も同じように新しい方々を候補に打ち立てて、改革の志を持った新しい議員を増やしていこうとしている」

「トップが選ばれても、議会が変わらないと改革は進まない」

──都民ファーストの会として、都議選の目標は過半数議席確保か。選挙協力も含め目標は。

「加速度的に改革が進められる、それに必要なシェアが欲しい。これは、どの国でもどのリーダーにとっても同じ目標だと思う。都民ファーストの会が公認した候補、推薦する候補、選挙協力をする候補との連携で、改革の志が一緒のみなさんが議員になられることを期待したい」

「(過半数については)もちろん(獲得したい)」

──自民党で総裁選に出て、日本の社会はガラスの天井ではなく鉄だと言った。今は女性であることは、政治の世界でハンディか。

「鉄の天井があると思っていたが、チャレンジしてみると、それは絹の天井だったように思う。やってみなければわからない。チャレンジすることで鉄の構造は変わってくる」

──都民ファーストが、議会選の後、国政選挙に候補者を立てるとか、知事が将来的に国政にチャレンジする可能性は。

「全くない。私がそのあと、どこかで別のことをやると思ったら、職員はついてこない。メディアがあおっているだけで、その考えはない」

──自民党本部や首相官邸との関係をこれからどうするか。自民党都連の問題点は。

「保育施設の充実や東京再開発で、特区制度を活用するために国との連携は必要。日本経済を活性化していこうという方向性は一緒なので、そこはしっかり連携していきたい」

「自民党の都連は、私自身もいたが、改革のスピードを後ろに戻す力はあっても、前に押し出す力はない。私はそのことを知っているがゆえに、そこに挑戦している」

──今でも自民党の党員か。

「知らない。私はもう辞めたつもりだが、向こうは認めていない」

──豊洲移転、築地市場問題での決断のタイミングは。

「タイミングよりも基準が大事。市場のあり方戦略本部でこれからの市場全体の持続性なども、経営の観点から考えながらやっていく。タイミングについては、行政の手続きをしっかりと踏まえていくということ」

──東京都議会選挙の結果次第で、国政に何か影響があると思うか。

「私は今、東京都をどうするか、この一点に集中している。その後の国政の影響は、結果次第ではないか。そこに私はあまり興味を抱いているわけではない」

*インタビューは29日に行いました。

(宮崎亜巳、Linda Sieg 編集:田巻一彦)

最終更新:5/30(火) 19:01
ロイター