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全自動洗濯物たたみ機「ランドロイド」発売 画像解析で衣類を仕分け

5/30(火) 17:00配信

ITmedia NEWS

 セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズは5月30日、全自動で洗濯物を畳むロボット「ランドロイド」の予約受け付けを始めた。専用スマートフォンアプリと連携し、畳んだ衣類を確認したり、あまり着ていない服を教えてくれたりする機能も備える。出荷は2017年度内を目指す(9月上旬に詳細を発表予定)。価格は185万円(税別)。

【画像】自動で折り畳む

 最下段の引き出しに乾いた衣類を投げ込むと、本体内部で画像解析し、衣類の形や向きを認識。そのデータを基に、内部のロボットアームが衣類をつまみ上げたり、ひっくり返したりして、1枚あたり5~10分のペースで折り畳む。

 対応するのは、Tシャツ/カットソー、ボトムス、ホームウェア、フェースタオル/バスタオル。畳んだ衣類は、種類ごとか持ち主ごとに仕分けられ、中段の引き出しから取り出せる。引き出しの開閉、作業開始などは、本体中央部のダイヤルを回して操作する。

 畳んだ衣類のデータは、専用のスマホアプリ(iOS/Android)を使って確認できる。衣類1枚ごとの着用頻度、全体の色の傾向などを分析したり、持っている服を種類別/持ち主別でチェックしたりできる「オンラインクローゼット」機能も備える。

 家庭のWi-Fi経由でネットに接続し、同社クラウドと連携してソフトウェアをアップデートする機能も。現時点では開発途中だが、靴下の模様を画像解析で読み取り、ペアにして畳む機能を実装する予定。

 外装は、前面に強化ガラス、側面に天然木のウッドパネル、ダイヤルなどの操作部分に本革を採用。高級感を演出しつつ、自宅のインテリアに合わせて選べるようにしたという。

 今回の予約は、3月からTwitterなどで実施していた「#ランドロイド購入宣言」キャンペーンの参加者限定で受け付ける。一般向け予約受け付けは9月下旬~10月上旬に始める予定。

 価格は185万円と、一般的な家電製品と比べると高額だが、セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズの阪根信一社長は「世界初のデバイスということで、少し高級感のあるものとして提供したい」と説明。「数さえ売れれば安くなる設計になっている。何年かかるかは分からないが、食器洗い機ほどの価格帯で普及させたい」と話した。

●音声操作も 他企業と連携で機能拡張

 ランドロイドの機能は「折り畳み」だけではない。今後、他社サービスとも連携して機能を拡張していく方針だ。

 第1弾として、家電ベンチャーのCerevoが開発している、音声操作が可能なデスクライト「Lumigent」と連携。デスクライト経由で、ランドロイドにオン/オフなどを音声で指示できるようにする。Amazonの音声認識技術「Alexa」に対応する(現時点では英語のみ)。

 Cerevoの岩佐琢磨CEOは「今年の後半からは、Alexaなど、音声認識のサービスが“フィーバー”すると考えている」と話す。「日本人は無機質なものに話しかけると恥ずかしがる傾向があるが、(ランドロイドのように)知性があるものだとそうはならないと思う」という。

 普段着に特化した貸し衣装サービス「airCloset」を運営するエアークローゼットとも協業を予定している。例えば、ランドロイドのスマホアプリから、ユーザーの着用頻度が少ない衣服のデータを抽出。それらに合う衣類を、エアークローゼットのスタイリストがおすすめし、レンタルできるようにするという。

 エアークローゼットの天沼聰CEOは「ユーザーのクローゼットの中身を知ることができれば、もっとコーディネートの幅が広がると考えていた」と話す。「ランドロイドと協業しないと、むしろユーザーに失礼なくらいだと思う」。

 「特殊な技術やサービスを持った、世界中の“光った”企業とパートナーシップを結んでいきたい」――セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズの阪根社長は、今後の展望をそう話した。

最終更新:5/30(火) 17:00
ITmedia NEWS

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