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桃田賢斗「よーし!」“雄たけび”解禁!53分の熱戦制し優勝王手

5/31(水) 7:03配信

スポーツ報知

◆バドミントン 日本ランキングサーキット第4日 ▽男子シングルス準決勝 桃田賢斗2―0武下利一(30日、さいたま市記念総合体育館)

 男子シングルス準決勝が行われ、違法賭博問題による無期限出場禁止処分から復帰した元世界ランク2位の桃田賢斗(22)=NTT東日本=は元日本代表の武下利一(27)=トナミ運輸=を21―15、21―19のストレートで下し、優勝に王手をかけた。31日の決勝は日本代表の上田拓馬(28)=日本ユニシス=と対戦する。

 53分の熱戦をものにした桃田は右手でガッツポーズをつくり、「よーし!」とほえた。元々、感情をむき出しにプレーするタイプ。復帰戦となった今大会は初戦から気持ちを押し殺すように戦ってきたが、この日は違った。「多くの人に支えられて試合に出ている。簡単には負けたくない。勝負どころの1点を取れた時に自然とガッツポーズや声が出た」。“雄たけび”を解禁した。

 昨年まで日本代表でチームメートだった武下を振り切った。序盤からリードを許した第2ゲームは18―16の場面で体を投げ出して球を拾い、すかさず体勢を立て直して「今日のベストショット」というスマッシュをたたき込んだ。謹慎中に体をつくり直した。体幹がぶれ、長いラリーに耐えられなかったが「今はそういう場面でも、しっかりと足が出る」。試合を重ねるごとに手応えを感じている。

 「以前の自分を思い返すと反省ばかり。勝てばいい、この1点が取れればいいと思っていた。今はコートに立てることに感謝している。1人じゃ試合もできない」と口にした。派手な髪形やネックレスがトレードマークだったが、今大会は黒い短髪。「前はあれが格好いいと思っていたけど、今は別に必要ないな」とアクセサリーもつけずにコートに立つ。リオ五輪女子シングルス銅メダルの奥原希望(22)=日本ユニシス=が手本だ。「コートの中での姿勢やストイックさを見習っていきたい」と話した。

 31日は日本代表の朴柱奉監督が視察を予定している。「今は特に監督に向けてという思いはない。プレーの中で成長を表現したい」。復帰戦で手にした決勝の舞台。感謝の気持ちを忘れずに、ひたむきに羽根を追う。(高木 恵)

最終更新:6/6(火) 8:15
スポーツ報知