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只見線維持費、広く調達 返礼に奥会津招待

5/30(火) 10:40配信

福島民報

 29日に会津坂下町役場で開かれた第2回只見線利活用プロジェクトチーム会議で、福島県が方針を示した。新たな資金調達では、応援したい自治体に寄付すると住民税や所得税が軽くなる「ふるさと納税制度」と、インターネットで小口の資金を集めるクラウドファンディングを活用して寄付を募る。
 寄付金は、上下分離方式を採用する会津川口駅(金山町)-只見駅(只見町)間の維持管理費や沿線に人を呼び込む企画の開催経費などに充てる。蒸気機関車などの特別列車の運行や観光施設整備などの目的を明確にして寄付を呼び掛ける。只見線を応援する全国の鉄道ファンや企業からの支援が期待できるという。
 寄付者への返礼を生かして新たな地域活性化と交流人口拡大も図る。返礼の案は【下記】の通り。奥会津の特産物をはじめ、奥会津体験型ツアーへの招待や団体貸し切り列車の運行などを想定している。寄付を募る窓口や具体的な事業内容、目標金額などは今後詰める。
 プロジェクトチームは12月までに策定を目指す只見線利活用計画に、クラウドファンディングを活用した財源確保を盛り込む方針。早ければ平成30年度にも寄付の募集を始める。県生活環境部の金子隆司政策監は「上下分離方式で生じる地元自治体の財政負担を少しでも軽減できる手法を取り入れたい」としている。
 鉄道関係では、岐阜県池田町が地元の養老鉄道の路線維持を目的に同様の手法で資金を集めた例がある。

■想定される寄付者への返礼案
○個人寄付者向け
 ・線路の枕木オーナー
 ・記念乗車券
 ・奥会津体験型ツアー招待
○法人寄付者向け
 ・鉄道関連施設の命名権
 ・団体貸切列車の運行

福島民報社

最終更新:5/30(火) 12:21
福島民報