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岡田将生、モンスター級の痛男役 木村文乃と映画W主演&初共演

5/31(水) 7:00配信

オリコン

 俳優の岡田将生(27)が、柚木麻子氏の恋愛小説を映画化する『伊藤くん A to E』(2018年初春公開)に主演し、モンスター級に痛い男=“痛男”を演じることが30日、わかった。腹の奥で毒を吐きまくる崖っぷちの脚本家役で木村文乃(29)がW主演を務め、2人は同作が初共演となる。

【画像】『伊藤くん A to E』原作書影

 20代半ばで手がけたテレビドラマで一躍売れっ子になり、過去の栄光でなんとか一流としてのプライドを保っているアラサー脚本家・矢崎莉桜(木村)。腹黒くしたたかな“毒女”の彼女は、返り咲きたい一心で自身の講演会に参加した女性4人に目をつけ、彼女たちから受ける恋愛相談をネタにするための取材を始める。

 相談者【A】は、「伊藤」に5年片想い中だが粗末に扱われ続ける才色兼備の高級カバン販売員。相談者【B】は、「伊藤」にストーカーまがいの好意を持たれるが、その解決も自分の人生も他人任せなフリーター。相談者【C】は、親友が想いを寄せる「伊藤」を寝取ってしまう、男を切らしたことがないタルト店の店員。相談者【D】は、処女が重いと「伊藤」に振られて自暴自棄になり、人気放送作家相手に初体験を迫ろうとする大学生。莉桜は、脚本に書き進めるうちに、A~Dの女たちが語る「伊藤」が全て同一人物ではないかと考え始める。

 物語は2つの視点で展開し、伊藤がクズっぷりを発揮しA~Dの女たちを振り回していくシーンの一方、4人の女たちが恋愛相談で莉桜のもとに駆け込む様が描かれる。一見優しくアドバイスする莉桜が、赤裸々で無様な彼女たちの悩みを心の中では毒づき、あげく新作ドラマのネタにしようと画策する。

 やがて2つの視点がクロスしていき、4人を翻弄していた男が実は同一人物で、しかも莉桜が主宰するシナリオスクールに通う伊藤誠二郎(岡田)だったことが判明。伊藤はこれまで、莉桜にとって優越感を持ち続けるために“飼いならしてきた”存在。そしてそこから、【E】の莉桜自身が、赤裸々に無様に伊藤と向き合うことになってしまうというストーリー。

 原作を読んでいたという岡田は、伊藤役を喜びつつ「伊藤には共感などは一切できず反感しかなかったです。それでも目が離せなくなり夢中に読んでしまいました。一言で言うとクズみたいな男ですね。本当にモンスターだなぁと思ってます」とコメント。「今まで培ってきたものを全て集約させて伊藤くんと心中する覚悟で臨みたい」と並々ならぬ意気込みで、「木村さんには一度もお会いしたことがないのですが、いつかご一緒したいと思っていたのでうれしいです。撮影中はクズで終わりたいと思ってます」と話している。

 木村は「伊藤くんは誰の中にもある、乗り越えるべきモノゴトを擬人化した姿なんだろうなと思っています。岡田将生さんとは初共演ですが忘れられない作品になれるように日々を積み重ねて行きたいです」と話している。

 メガホンをとるのは、『ストロボ・エッジ』『PとJK』など青春恋愛映画で活躍する一方で、『ヴァイブレーター』『さよなら歌舞伎町』など深く人間心理を描いた作品でも定評のある廣木隆一監督。

 原作者の柚木氏は「映画化のお話をうかがったとき、とてもうれしかったです。とはいえ、こんな最低男の話を誰が実写で見たがるんだろうか、という不安はあったのですが、岡田さんだったら、伊藤くんを演じても、憎々しさの中に品と説得力を持たせることができると思います。木村さんのような完璧な女性が、だらしない矢崎をどう演じてくれるのか? ワクワクしています」と期待している。

最終更新:5/31(水) 7:00
オリコン