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ホルモン・冷え・骨盤 その健康情報は正確ですか? 「体の平和ボケ」憂う医師らが立ち上がる

5/30(火) 6:01配信

BuzzFeed Japan

「布ナプキンで子宮を温める」「セックスで女性ホルモンアップ」。女性誌やインターネットなどに載る女性向けの健康記事には、眉唾ものの情報がいっぱい散りばめられています。

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こんな状況を変えていこうと、産婦人科医の宋美玄さんらが今月中にも、正しい情報発信を啓発する団体「一般社団法人ウィメンズヘルスリテラシー協会」を設立します。この団体の狙いを聞きました。【岩永直子 / BuzzFeed Japan】

メディアの教育や格付け、医療監修も

どのような団体なのでしょうか?

「女性向けの健康情報を発信しているメディアの医療監修や、企画や原稿を作る編集者やライターの教育、一般の人向けにどのように医療情報と向き合うべきか考えてもらうイベントなどを開きます」

「ゆくゆくは健康情報を発信するメディアの“格付け”や表彰もして、一般の人にどのメディアなら信頼できるか、どのメディアはいい加減なのかわかるようにしたいです。研究活動や行政と教育機関への要望活動、法整備にもつながればと思っています」

「私もメディアに自分で記事を書いたり取材を受けたりして、誤った医療情報を正そうと努力してきましたが、モグラ叩きのようできりがありません。WELQ問題が叩かれた後も、問題のある医療情報はあふれています。他の医師やジャーナリストにも協力してもらい、団体として声をあげていく必要を感じました」

健康もファッションの一つ? 「ホルモン」「冷え」「骨盤」が3大コンテンツ

女性向けの健康情報には問題が多いのでしょうか?

「特にファッション系の女性誌はそうですが、健康もおしゃれやファッションの一つとして捉えられています。オーガニックやマクロビオティックやら自然派が持ち上げられ、女性の体の問題について宇宙の法則や精神世界をまぶしてふわふわと説明するスピリチュアル系も幅をきかせています」

「女性誌の3大キラーコンテンツは、『ホルモン』と『冷え』と『骨盤』です。例えば、『オーガニックコットンのナプキンで子宮が温まる』とか、『このエクササイズで骨盤の歪みを直すとなんでも良くなる』など、医学的にはなんの根拠もないトンデモ情報が掲載されています。読者にはそういう内容の方が親しみやすく、正確でない情報を面白おかしく発信することがまかり通ってきました」

「芸能人のブログも一般の人に影響力が強いのに、医学的な監修が全くなされていません。めちゃくちゃな健康情報を発信するのをやめてほしいとブログの運営会社に申し入れたことがあります」

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最終更新:5/31(水) 16:54
BuzzFeed Japan