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佐藤琢磨「僕がインディ500を勝ったことで、アメリカを目指す次世代の日本人ドライバーが出てきてほしい」

5/30(火) 7:00配信

motorsport.com 日本版

 佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)は、日曜日に決勝レースが行われた第101回インディ500で、エリオ・カストロネベス(ペンスキー)との激戦を制し、見事日本人初の優勝を果たした。

【動画】佐藤琢磨が日本人初の優勝! 第101回インディ500ハイライト

 インディカーに出走中のマシンの半分は、ホンダエンジン搭載車である。しかし、出場している日本人ドライバーは、2011年以降は佐藤が唯一の存在という状態である。しかし今回の勝利が、自身に続く日本人ドライバーが、インディを目指す後押しになることを、佐藤は期待している。

「確かにそうなるといいですね」

 佐藤は月曜日にそう語った。

「僕は新世代(の日本人ドライバー)を見たいんです。もちろん、僕はドライブできる限り、それを教えたいと思います。しかし僕を打ち負かすような存在が現れたら、さらにいいですね」

 ホンダは現在、育成ドライバーとして松下信治をFIA F2に、福住仁嶺をGP3に、牧野任祐をF3ヨーロッパ選手権にそれぞれ参戦させ、F1を目指す手助けをしている。しかしそれはヨーロッパに限ったこと。アメリカのインディを目指す道はできていない。

「才能を持った若い日本人ドライバーはたくさんいます。今はヨーロッパに何人かいますよね」

「しかし残念なことに、アメリカで有望なドライバーを見たことがないんです」

「でも今回僕がインディ500を勝ったことで、これに勝ちたいと思うドライバーが、たくさん出てくると確信しています。ここアメリカには、ジュニアフォーミュラからインディ・ライツまで、しっかりしたピラミッドが構築されていますし、スカラシップ制度もあります」

「ここには素晴らしいチャンスがありますし、ホンダもこのシリーズにとても力を入れています。僕も、何らかの助けになるためにここにいます」

 佐藤がインディ500に優勝したというニュースは、日本時間の月曜朝に伝えられた。その結果、佐藤の電話は、深夜遅くになっても”鳴り続ける”ような状態だったという。

「チェッカーフラッグを受けて以来、僕はおそらく、30回以上のインタビューに答えました。とても素晴らしい気分です」

 佐藤はそう語った。

「話すのはとても嬉しいです。僕は疲れていましたが、何とかやり遂げました。レースに勝ったことで、僕は興奮していたと思いますから」

「3時には寝たかったんですが、その頃まで僕の電話は鳴りっぱなしでした。そのほとんどは日本からのものでした。日本はその時、昼間でしたからね」

「本当に素晴らしいです。みんなが喜んでくれていて、僕は今……多分何百、何千のEメールを受け取っています。本当に素晴らしいことです」

Jamie Klein

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