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物質・材料研、マンガン添加のマグネシウム合金開発

5/30(火) 6:01配信

鉄鋼新聞

 物質・材料研究機構(NIMS)は、高い衝撃吸収力を持つマグネシウム合金の開発に成功したと発表した。常温下でもアコーディオンのような蛇腹状に変形可能で、自動車や鉄道車両の軽量化に貢献できるとして期待されている。

 構造材料研究拠点の染川英俊グループリーダーによるもので、同研究チームはごく微量のマンガンを添加したマグネ合金を開発。従来、マグネは自動車の軽量化のための材料として期待されながら、壊れやすく複雑な加工が難しいとして安全性に課題があった。
 今回の開発材は、大きな力を入れても急には壊れず、蛇腹状に変形してエネルギーを吸収できる。吸収エネルギーは既存材の3倍以上。押出加工によって小さくなった結晶粒の間にマンガンが集まり、結晶粒が互いに滑り合うことで実現したという。今後、実用化に向けて応用研究を継続する。

最終更新:5/30(火) 6:01
鉄鋼新聞