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希少種のキヨヒメクラゲ 飼育430日突破! 海きらら

5/30(火) 10:31配信

長崎新聞

 長崎県佐世保市鹿子前町の九十九島水族館(海きらら)で展示中の希少種、キヨヒメクラゲの飼育日数が430日を超え、最長記録を更新している。飼育例がほとんどなく、水槽や餌の管理など試行錯誤を重ねながら育てている。

 和歌山県田辺湾と佐世保市の海に生息する日本特種のクラゲ。泳ぐとき虹色に輝く櫛(くし)板や一対の三角形の突起が特徴で、冬から春に発生することが多い。佐世保市では2008年に初めて採集。同館はこれまでも飼育に挑戦してきたが、体がとても軟らかいためすでに崩れていることが多く、最長記録は約1年だった。

 展示中のキヨヒメクラゲは体長約7センチ。昨年3月に俵ケ浦町で見つかった。寿命や食べ物が明らかになっていないため、水温を徐々に下げ老化を遅らせる温度を探したり、プランクトンやオキアミなど他のクラゲに与えている餌を試したりした。クラゲの中でも特に透明度が高いため誤って傷を付けないよう細心の注意を払い水槽の掃除をしている。

 同館クラゲ・魚類課の野添裕一さん(33)によると、430日を過ぎた今も食欲や体の形は変わらず、元気に泳いでいるという。野添さんは「クラゲは佐世保の海の環境を知る一つの指標。長く飼育して研究を重ね、お客さんにも楽しんでほしい」と話した。

長崎新聞社

最終更新:5/30(火) 10:31
長崎新聞