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日本酒ファンと蔵元の架け橋に 行田の酒販店、全国の地酒並べ試飲会

5/30(火) 10:30配信

埼玉新聞

 埼玉県行田市富士見町の酒販店「中屋酒店」の3代目、半田昌大さん(44)は6月11日、飲食店と一般の日本酒ファンを対象にした日本酒の試飲会を、同市の行田商工センターで実施する。半田さんは「お客さんと蔵元の架け橋になるのが酒屋の役目。地元の人たちに日本酒の素晴らしさやおいしさ、楽しさを知ってもらいたい」と意気込んでいる。

 半田さんは21歳の時、語学の勉強で米国に渡った。その後、現地でホテルやレストランに日本酒を販売する仕事に携わった。30歳で行田に戻り、「若い力で街を元気にしたい」と思い続けていたという。

 帰国したころ、日本は焼酎ブームで消費者の日本酒離れが進んでいた。以前飲んで気に入っていた日本酒を醸造している広島県の酒蔵を見学したところ、酒造りに対する蔵人の情熱や真剣に向き合う姿に感動。同世代の蔵人が頑張っている姿を見て、酒店として商いをしていく希望が持てたと言う。

 現在、中屋酒店では国内300銘柄の地酒を取り扱う。多くの人に日本酒を味わってもらい、蔵元との触れ合いを通じて新たな発見をしてもらおうと試飲会を企画した。当日は宮城や福島など12県から15の酒蔵の日本酒が終結。各蔵とも4銘柄ずつを並べる。県内からは地元行田の「桝川」をはじめ、「神亀」(蓮田市)、「琵琶のさゝ浪」(毛呂山町)、「豊明」(幸手市)が提供される。半田さんは「日本酒を飲まない人にも興味を持ってもらい、日本酒を文化にしていきたい」と話した。

 問い合わせは、中屋商店(電話048・556・2392)へ。

最終更新:5/30(火) 10:30
埼玉新聞