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交流戦1位の鍵は投手力 防御率1位が6度制す 過去圧倒のホークスは救援陣も強力

5/30(火) 12:06配信

西日本スポーツ

 福岡ソフトバンクが得意とする交流戦がきょう30日に開幕する。過去12年で6度の頂点はもちろん12球団最多。通算勝率6割超も唯一だ。2005年から12年間のデータを読み解くと、勝率1位チームに共通するのは、投手成績の良さ。ソフトバンクの圧倒的な強さのポイントも、投手力にあることが分かる。強力先発陣のイメージは強いが、それ以外の要素も大きい。各種データから交流戦制覇の鍵を導く。

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 交流戦「制覇」6度のソフトバンク。続くのはロッテ、巨人の2度で、群を抜いている。12年間の通算300試合で180勝108敗12分け、勝率6割2分5厘。2位のロッテでも5割5分6厘(159勝127敗14分け)で大きな差がある。

 投打のバランスがチーム力なのは当然ながら、過去の交流戦の傾向を見ると、投手力と勝率1位の相関関係が高いことが分かる。勝率1位チームが防御率も1位だったケースは半数の6度。同3位以内のケースが実に11度を占め、最重要ポイントと言える。「2連覇」中のソフトバンクは15年が2・91(3位)、16年が2・50(2位)だった。唯一の例外は10年オリックスで、防御率5位の3・76。勝率1位チームとしてワースト記録で、3点台での制覇は06年ロッテ(3・28)と合わせ2例しかない。

 リーグ戦より相手との対戦経験が絶対的に少ないことから、対策の確立には至らず、投手の力量がそのまま発揮されやすい。そう説くのは指導者に限らず、解説者歴も長い達川ヘッドコーチだ。「オリックスの金子と巨人の菅野が投げおうて、0-0で延長までいった試合があったじゃろ」と回顧。14年に金子が9回無安打無失点、菅野が7回無失点で投げ合い、巨人が12回の1得点で制した試合を象徴的な事例に挙げた。

 事実、ソフトバンクは交流戦で投手力を示してきた。過去12年でチーム防御率3位以内が7度。最低でも7位(10、14年)で、それ以外は上位半分に入っている。12年間の規定投球回(交流戦ではチーム試合数と同じ)到達者に占める割合は7・3%(464人中34人)で、平均より約1%低い。勝率1位の年でも13年にパディーヤ1人だけという例もあった。DH制が採用されない試合で、投手に代打→継投の不慣れなケースにも対応する、救援陣の充実度がうかがえる。故障者が多い先発陣は急場ながら、一時帰国中のサファテが間もなく復帰。通常に戻るブルペンの力は十分だ。

 もちろん攻撃力も大きな要素ではある。勝率1位チームが得点1位のケースが6度、3位以内は8度。チーム打率1位のケースは5度、3位以内は7度あった。勝率1位チームから選ばれる交流戦MVPは、ソフトバンクの過去6人のうち投手は09年杉内だけで、5人は昨年の城所を含め野手。特長の投手力を土台に、主軸に加え、ラッキーボーイが中心になって援護し「3連覇」を目指したい。

西日本スポーツ

最終更新:5/30(火) 12:06
西日本スポーツ