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ビーナスが20回目の全仏で初タイトルを目指す [女子テニス]

5/30(火) 14:00配信

THE TENNIS DAILY

 フランス・パリで開催されている「全仏オープン」(本戦5月28日~6月11日/クレーコート)。

ビーナスがワン・チャンを破り、奈良くるみとの2回戦へ [全仏オープン]

 20回目のロラン・ギャロス(全仏)出場を果たしたビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)は、これまで一度も手にしたことのない全仏オープンのトロフィ獲得を目指している。ビーナスは、ほかのどの女子選手よりも多くの回数を全仏でプレーしたが、成績的にはたった一度準々決勝を超えたことがあるだけだ。2002年の大会の決勝でビーナスは、妹セレナに敗れた。

「もう20年?数回出られなかったかと思っていたけど、そうじゃなかったようね。なんてすごい経験かしら。それ以外に何を言えるというの?」と、ビーナスは笑みを浮かべて言った。

「もちろん、常にチャンスはあるわ。私は安定性があり、同時にアグレッシブで、インスピレーションに満ちたテニスをプレーしたいの。それが私のゴールよ、本当に、毎試合ね」。

 来月、37歳になるビーナスだが、速度を落とすサインはまったく見せていない。彼女は今年1月に15度目のグランドスラム決勝に至った----それも14度目の決勝の約8年後に----彼女は全豪オープン決勝でセレナに敗れたのだ。

 ビーナスは、自分の長寿は23年のキャリアの間にとった、何度かのブレークのおかげであると考えている。

「間違いなく、間隔を空けたことは助けになっていると思うわ。いくつ大会をプレーしたか、どのくらい間隔を空けたか。この仕事をやるのは、感情的にも、精神的にも、肉体的にも楽なものじゃない。だから(休みを挟むのは)助けになると思う。私にはほかの経験はないけれど」と、ビーナスは言った。

「私がそれをすすめるか?もちろん。でも、もし多くの大会をプレーしていて幸せで、それに対処できているなら、(あえて休みを挟まなくても)問題はない。でもそうでないなら、休みを挟んだほうがいい」

 ビーナスは日曜日に危機をしのいでワン・チャン(中国)をストレートで下したあと、2回戦で日本の奈良くるみ(安藤証券)と対戦する。

 第10シードのビーナスは、第1セットを41分で取ったが、その後、相手にセットポイントを握られ、挽回してそのセットと試合をタイブレークの末に取るために、すべての経験を引き出さなければならなかった。

 最後はワンがバックハンドをネットにかけ、ビーナスが6-4 7-6(3)で勝利を収めた。

「1回戦には、常に罠が潜んでいる。彼女はいいプレーをしていた。私はただ最後まで、アグレッシブにプレーし続けようと努めていた。たとえクレーでコートが遅めだったとしても、やはりアグレッシブに戦わなければならない」と、ビーナスは言った。

「リードされているとき、彼女がそうするためのこと、4-2とするためのことをやったのはわかっていた。それについては彼女を褒めるべきだわ。でも私はまた、コートによりボールを入れなければいけないことに気づいたのよ。それが、あのとき私が気持ちを集中させていたことだった」

 ビーナスはまた、「今日は、これまでの経験が間違いなく助けとなったわ。このような大会を20回もプレーする機会があったということが、大いに私を助けてくれた」とも言い添えた。

 クレーはビーナスにとって、もっとも不得意なサーフェスではあるが、トップ選手の何人かが欠場したり、すでに敗れたり、調子を崩したりしている今回は、彼女の年かもしれない。

 セレナは妊娠中のためプレーしておらず、マリア・シャラポワ(ロシア)のランキングは、薬物使用による15ヵ月の出場停止処分のあと、出場権を得るに十分なだけ高くなかった。そして大会はシャラポワにワイルドカード(主催者推薦枠)を与えなかった。

 世界1位のアンジェリック・ケルバー(ドイツ)は、40位のエカテリーナ・マカロワ(ロシア)に2-6 2-6で敗れた。第3シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)は右足首の故障で四苦八苦している。

「私が言えるのは、私が対戦するプレーヤーたちは毎回、素晴らしいプレーをしてくる、ということだけ。それが、私が直面する戦いなの」とビーナスは言った。「ほかのトップ選手たちがどんな具合かは、正直、あまり密に追ってはいない。私はただ、自分は何を成し遂げることができるかを理解しようと努めているだけ。そしてそのあとには、家に帰るわ」。(C)AP (テニスマガジン/テニスデイリー)

最終更新:5/30(火) 14:00
THE TENNIS DAILY