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【ブラジル】モバイルバンキングが銀行取引の主要チャネルに

5/30(火) 4:18配信

サンパウロ新聞

 経営コンサルティングのデロイト(Deloitte)は10日に公表した調査研究結果の中で、スマートフォン(スマホ)やタブレット端末などの携帯して持ち運ぶことのできる機器、いわゆるモバイルデバイスから金融サービスへアクセスする「モバイルバンキング」が、2016年にブラジル国内における銀行取引の主要なチャネルになったと報告している。
 同日付伯メディアによると、ブラジル銀行連盟(Febraban)発注による同調査は、ブラジルの市場全体の91%をカバーする17の金融機関についてまとめたものだ。それによると、16年にブラジル国内で行われた銀行取引の34%は携帯電話機やタブレット端末などのモバイル機器を介して行われたものだった。この割合は15年には20%だった。また、絶対数では、昨年1年間に行われた銀行取引650億件のうちの219億件がモバイルバンキングによる取り引きだった。
 なお、モバイルバンキングに次いで割合が大きかったのは、取り引き全体の23%を占めたインターネットバンキングだった。
 同連盟で技術・銀行業務自動化を担当するグスタボ・フォッセ理事によると、ブラジルには現在、モバイルチャネルからアクセスする権利を持つ有効口座が4200万件存在する。前の年から3割近く(27%)増えた。
 今回の調査では、銀行の顧客の950万人は、自身の銀行取引の80%をモバイルチャネルを介して行っていることも分かった。フォッセ氏は「モバイルの利用は完全デジタル口座の進化に伴ってさらに伸びるはずだ」と話す。完全デジタル口座の数は現在は約100万件だが、同連盟は17年末までにこの数が330万件に達すると見込んでいる。

最終更新:5/30(火) 4:18
サンパウロ新聞