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札幌開拓の祖、大友亀太郎知る 小田原の講演会に270人参加

5/30(火) 14:37配信

カナロコ by 神奈川新聞

 札幌開拓の祖と呼ばれ、二宮尊徳の報徳思想を実践した小田原出身の大友亀太郎(1834~97年)の功績などを学ぶ講演会が27日、小田原市栢山の尊徳記念館で開かれ、約270人が熱心に耳を傾けた。

 講演会「大友亀太郎とその時代」は、元北海道新聞編集委員でノンフィクション作家の合田一道さんが講師を務めた。合田さんは大友が残した直筆の書類などを紹介。1866年に札幌に着任し、用水路(大友堀)や道路などを造るに当たり、膨大な計画書を残していることも指摘した。

 「大友は必要とされながらも、明治維新の藩閥政治がこの札幌の地にも持ち込まれたために、職を辞したのではないか」と推察。続けて「大友が札幌に残り、計画を遂行していたらどんなに素晴らしい開発になっていたことか。堀一つとっても札幌の今があるのは大友のおかげ」と話した。

 会場には、大友の役宅跡にある札幌村郷土記念館の山田治仁館長や、大友家の第5代当主に当たる子孫の大友隆之さんも駆け付けた。