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橋上化事業着手へ 川崎市、夏以降に用地取得

5/30(火) 15:37配信

カナロコ by 神奈川新聞

 ◆南武線稲田堤駅の利便化図る
 川崎市は2017年度、JR南武線の稲田堤駅(多摩区)を橋上駅舎化する事業に着手する。同駅は駅舎と改札が線路の片側にしかなく、多くの駅利用者が踏切待ちする不便を強いられており、住民からの要望も強かった。交渉が長引いていた事業用地取得で地権者の理解が得られた。

 市は用地取得に要する約3億6800万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を来月5日開会の市議会第2回定例会に提案する。市議会の同意が得られれば、夏以降に順次取得し、18年度から建物の除去を含め工事に着手し、全体の工期は4年間程度を見込んでいる。

 橋上駅舎化では線路の上に駅舎と自由通路を設けることで、利用者が踏切待ちをしなくても電車を利用できるようになる。総事業費は現時点で30億円程度とみている。

 同駅の1日当たりの乗降客数は約5万人強で、特に朝の通勤・通学時間には踏切が長時間遮断し多くの駅利用者が不便を強いられている。近くの市立菅小学校の児童も1日当たり約500人が踏切を横断して通学しており、近隣住民から橋上化を求める請願も市議会に出ていた。

 市は、南武線武蔵溝ノ口駅以北の片側改札口の5駅(稲田堤、中野島、宿河原、久地、津田山駅)に関し、鉄道による地域分断の改善や踏切横断者の安全・利便性の向上に向け、橋上駅舎化を目指している。すでに着手した津田山駅は2019年度末の完成を目指している。

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