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研究支えて30年 財団が記念講演・川崎

5/30(火) 17:21配信

カナロコ by 神奈川新聞

 科学技術に関する研究や交流などを支援している公益財団法人「東京応化科学技術振興財団」(川崎市中原区中丸子、藤嶋昭理事長)が29日、設立30周年を迎え、同市高津区のKSPホールで記念講演会などを開いた。研究者や団体への助成は999件、計6億6520万5千円に上り、科学技術の振興に貢献してきた。

 財団は、化学会社の東京応化工業(同市中原区)の創始者である向井繁正さんが1987年5月、同社創立50周年などを記念し、科学技術の向上・発展のため設立した。助成のほか、科学技術の振興に関して優れた研究業績の表彰を目的に向井賞を90年から授与。本年度は、東大大学院の大越慎一教授が選ばれた。

 この日は、同表彰式や横浜市小学校理科研究会や川崎市立小学校理科教育研究会、大学の研究者など67件に助成金計2754万円を贈呈。30周年記念として、ノーベル物理学賞受賞者で東大宇宙線研究所長の梶田隆章さんが「ニュートリノの小さな質量」と題して講演した。藤嶋理事長は「30年間、いろいろな助成を行うことができた。今後も支援できるよう協力をお願いしたい」とあいさつした。