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ダカール・ラリー出場 富山日野自動車の整備士・山内さん 

5/30(火) 21:50配信

北日本新聞

 南米で来年1月に開かれる「ダカール・ラリー」のトラック部門に参戦する日野自動車チームの一員として、富山日野自動車(富山市高木、小林誠社長)の整備士、山内愛一朗さん(32)が出場する。同社の社員がダカール・ラリーに出場するのは初めて。山内さんは「チームの好成績につながるよう、整備に全力を尽くしたい」と話している。

 ダカール・ラリーは南米のペルーやボリビア、アルゼンチンなどを通る全長8千~1万キロのコースを2週間かけて走破するレースで「世界一過酷なモータースポーツ」として知られる。

 山内さんは宮城県出身で高山自動車短大(岐阜)を卒業後、2005年に宮城日野自動車(仙台市)に入社。11年の東日本大震災後、妻の出身地である富山に移り、現在は富山日野自動車の整備チーム主任を務める。宮城日野自動車に勤務していた当時、先輩からダカール・ラリーの経験談を聞き、自分もいつかは出場してみたいという思いを募らせていたという。

 日野自動車は1991年から参戦しており、今回は「排気量10リットル未満クラス」で9連覇がかかっている。チームの整備士は同社が全国の販売店から募集し、同社の最高ランクの資格「HS-1」を持つ整備士の中から実技や面接試験を経て山内さんら4人が選抜された。

 6月5日から日野自動車羽村工場(東京)でレース用車両の製作作業に携わるほか、7、8月にはそれぞれ中国、モンゴルで開かれるラリーに参戦。実戦で経験を積み来年1月の本番に備える。「チームに貢献すると同時に、自分自身を向上させるきっかけにしたい」と山内さん。小林社長は「過酷な環境でさまざまな経験を重ね、さらに一回り成長して戻ってきてほしい」と期待している。

北日本新聞社

最終更新:5/30(火) 21:50
北日本新聞