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「これ以上ないゴルフ人生」 宮里藍が引退表明

5/30(火) 8:00配信

沖縄タイムス

 【東京】米ツアーで9勝を挙げるなど活躍した女子プロゴルファーの宮里藍(31)=東村出身=は29日、都内のホテルで記者会見を開き、今季限りでの現役引退を正式表明した。「モチベーションの維持が難しくなったのが一番の決め手」と引退を決断した理由を語った。日本人選手で初めて世界ランク1位になるなど、「これ以上ないゴルフ人生だった」と振り返り、残された試合で5季ぶりの優勝へ意欲を示した。

 宮里は2009年のエビアン・マスターズで米ツアー初優勝。年間5勝を挙げた10年には世界ランク1位に上り詰めるなど、正確なパットを武器に世界と渡り合った。

 一方で、メジャー大会では勝利に恵まれず、「12年の後半、プロゴルファーとしてピークを迎えている感覚があって、それなのにメジャータイトルが取れないことに葛藤があった」と述べ、4~5年前からコーチに相談していたことを明かした。最終的には、昨年の夏ごろ、今季限りで引退する決意を固めた。

 今季の残り試合については「メジャーに出場するチャンスは残っているので、そこはまだあきらめていない。勝って終わりたい」と意欲。9月のエビアン選手権までは米ツアーを中心に戦う意向を示した。最後の試合は未定という。

 将来的な現役復帰の可能性は否定した上で、「ゴルフを通じてたくさんの方にお世話になったので、今度は私が違った形で恩返しできればいいなと思う」と述べ、ゴルフ界に貢献していきたい考えを示した。

 最後のあいさつでは目を潤ませ声を詰まらせた後、「本当に幸せな選手時代だった」と感謝した。

 記者会見の後、父・優さんは記者団に「小さい頃から苦しい時もいい時も、一緒に歩んできた。良いゴルフ人生だった」と娘をねぎらった。

最終更新:5/30(火) 8:00
沖縄タイムス