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ドイツ:5月のインフレ率、予想以上に鈍化-ECB会合を控え

5/30(火) 22:11配信

Bloomberg

ドイツでは5月にインフレ率が鈍化し、エコノミスト予想も下回った。ユーロ圏経済は前例のない金融刺激策を引き続き必要としているとの欧州中央銀行(ECB)当局者による主張を裏付ける形となった。

独連邦統計局が30日発表した5月の消費者物価指数(CPI)速報値は、欧州連合(EU)基準で前年同月比1.4%上昇。伸び率は前月の2%を下回った。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査の中央値では1.5%が見込まれていた。

昨年後半以降の域内全体でのインフレ加速でユーロ圏インフレ率は、ECBが目安とする水準に達したものの、当局者らはインフレ上昇はエネルギーコストを主体とするもので、まだ自律的ではないと警告している。ただ、投資家の間ではECBが2兆3000億ユーロ規模の資産購入プログラムとマイナス金利政策がどのように解除されるかについての観測が高まっている。

ECBは6月8日にエストニアの首都タリンで定例政策委員会を開く。ドラギ総裁は29日の欧州議会での証言で、緩和策を維持する必要があると説明した。

31日公表される5月のユーロ圏インフレ率は1.5%と、前月の1.9%からの減速が予想されている。スペインでは5月のインフレ率が2%と、4月の2.6%から低下した。エコノミストの予想以上に下げた。ECBは今年のユーロ圏インフレ率は1.7%と予想。来週の会合で最新の見通しを明らかにする。

原題:German Inflation Slows More Than Forecast as ECB Meeting Nears(抜粋)

Jana Randow

最終更新:5/30(火) 22:11
Bloomberg