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【シンガポール】民間企業の賃金上昇率、16年は3.1%

5/31(水) 11:30配信

NNA

 シンガポール人材開発省(MOM)が30日発表した「2016年の賃金統計」によると、16年の民間企業の平均昇給率(中央積立基金=CPFの雇用主拠出分、年次変動手当=AVC=を含む)は3.1%となり、前年から0.9ポイント低下した。
 基本給の上昇率は3.5%で、前年(4.2%)から0.7ポイント低下している。AVCの支給月数は2.16カ月で、前年の2.17カ月をわずかに下回った。
 職位別の昇給率(CPFの雇用主拠出分、AVCを含む)は、一般社員が3.4%、管理職が2.8%だった。管理職のうち、下級管理職が3.3%、上級管理職が2.0%となっている。基本給の伸びは一般社員が3.5%、管理職が3.6%だった。AVCの支給月数は上級管理職が2.43カ月分、下級管理職が2.39カ月分、一般社員が1.90カ月分となっている。
 物価変動の影響を考慮した実質賃金(CPFの雇用主拠出分、AVCを含む)の上昇率は3.6%となり、前年の5.4%を大きく下回った。実質的な基本給の伸びは4.7%から4.0%に減速した。
 16年12月時点で何らかの柔軟な賃金制度を導入している民間企業は全体の90.4%で、1年前の89.6%から増えている。具体的な導入事例では、賃金の最低額と最高額の格差を縮小している企業が63.4%で最も多い。

最終更新:5/31(水) 11:30
NNA