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【マレーシア】政府、配車アプリ運転手の素性調査を実施

5/31(水) 11:30配信

NNA

 マレーシア陸路公共交通委員会(SPAD)は、クアラルンプール(KL)市内で21日に発生したオンライン配車サービスの「UBER(ウーバー)」の運転手らによる強盗事件を受け、当局が運転手の素性調査を実施する意向だと明らかにした。30日付スターが伝えた。
 SPADのサイド・ハミド・アルバル委員長によると、配車サービス運営事業者ではなく、マレーシア陸運局(JPJ)や警察が運転手のスクリーニングに関わることになる。サービスの成長とともに、運転手による違反行為に対する苦情も増えていることへの措置。
 オンライン配車アプリ大手の「ウーバー」「グラブ」2社はそれぞれ、運転手候補者に対する独自のスクリーニングシステムを設けている。サイド委員長は、「JPJや警察によるダブルチェックが入ることで、運転手の認証プロセスに時間を要することになるだろうが、乗客の安全確保が最優先だ」と話した。
 オンライン配車アプリを使用したサービスを管理する法案は現在、マレーシア連邦議会で審議されている。サイド委員長は、規制強化に向けて「法案の迅速な成立を望む」と話した。
 21日には、午後9時半頃にKL市内のミッドバレーからスランゴール州プチョンまでウーバーに乗車した26歳の地元女性が、運転手らから強盗被害を受けた。女性は妊娠6カ月だったが、強盗被害に遭った約1週間後の27日に流産した。容疑者の運転手は24日、ジョホール州パゴーで身柄を確保されている。被害者女性は、ウーバー社の初動対応の悪さによる心労で流産したとして、同社を提訴する考えを示している。

最終更新:5/31(水) 11:30
NNA