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検診受診率上げよう 大洗町プロジェクト

5/31(水) 7:00配信

茨城新聞クロスアイ

がん検診などの受診率を上げようと、大洗町は本年度から、検診や健康診査を受けるよう町民に呼び掛ける「I・(アイラブ)けんこう」プロジェクトに乗り出す。病気の早期発見につなげ、将来の医療費削減を図るとともに、健康意識を高めてもらいたい考えだ。第1弾として、町職員の顔写真入りのチラシを作成し、キャンペーンなどでの配布を始めた。

県や町のまとめによると、2014年度の町のがん検診受診率は、肺がんが36・7%と、県平均27・3%を大きく上回り、44市町村で13位。子宮頸(けい)がんも15・9%で県平均15・8%をわずかに上回ったが、大腸がんと乳がんはいずれも県平均を下回ったほか、15年度の国民健康保険加入者による町の特定健康診査受診率は34・8%で、県平均の35・2%に及ばなかった。

こうした現状を踏まえて町はプロジェクトを企画。具体的な数値目標は定めず検診の周知に重きを置く。

第1弾が、30代から60代までの町職員ら7人の顔写真とコメントを取り入れた特製チラシだ。「がん検診で早期発見することが大切」などと職員によるメッセージを付けた上で、性別・年代に応じた検診を紹介する内容だ。

「文章や図だけのチラシだとつい捨ててしまいがち。だが、顔写真入りなら捨てづらいはず。同年代の職員の声を通して検診に興味を持ってもらいたい」(町担当者)と、目を通してもらえるような工夫を凝らした。チラシにも登場する町健康増進課の篠原聡子保健師(31)は「多くの方に年に1度は検診を受けてほしい」と話した。

町は今後も、啓発物を作ったり、町内でキャンペーンを行うなどして、受診を訴えていく方針。 (鈴木剛史)

茨城新聞社