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【フィリピン】富士電機、設備投資で半導体生産倍増へ

5/31(水) 11:30配信

NNA

 富士電機は、フィリピン工場でエアコン用半導体の生産ラインを増設し、生産能力を現状の2倍にする。2018年3月までに計122億円を投じ、国内外のパワー半導体の月産能力を40%引き上げる戦略の一環。
 現地法人フィリピン富士電機は、ラグナ州カランバに工場を構え、エアコン用インテリジェントパワーモジュール(IPM)、テレビやパソコン電源用半導体、車載用圧力センサー製造の後工程(組み立て・検査)を行っている。設備投資は、特に中国や台湾でのエアコン需要の増加に応えるためだ。富士電機の広報担当者によると、フィリピン拠点への投資額、生産能力や売り上げ見込みなどの詳細は非公開という。
 富士電機の半導体の後工程を行っている海外拠点は、フィリピン、マレーシア、中国の3カ所。日本と海外の生産比率はおよそ半数ずつとなっている。
 同社が半導体分野で100億円を超える設備投資を行うのは3年ぶり。同社は昨年、長野県松本市の工場に研究開発施設を完成させた。日本への投資では、研究開発の成果である新製品用の生産ラインに加え、コストダウン型の半導体製品用の生産ラインを工場に設置する。今後、市場拡大が見込める自動車や産業機器向け半導体製品を中心に、年間100億円規模の投資を継続する計画だ。
 富士電機の2016年度(16年4月~17年3月)の連結決算は売上高が8,378億円。このうち、半導体などの電子デバイスは1,185億円だった。

最終更新:5/31(水) 11:30
NNA