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祭り通し仲間づくり 筑波大生が企画、運営

5/31(水) 8:00配信

茨城新聞クロスアイ

親元を離れ、寮やアパートで暮らす筑波大生が企画・立案から運営までを行う同大の学生宿舎の祭り「第43回筑波大学宿舎祭(やどかり祭)」が26、27の両日、同大構内の平砂テニスコート会場メインステージを主会場に開かれた。メインイベントの「ゆかたコンテスト」に同大の学群、学類から計10団体が参加。ダンスや歌、芝居などのパフォーマンスで「華」を競い合い、生命環境学群LIFreeがグランプリを受賞した。会場は数え切れないほどの学生が詰め掛け、若者の熱気であふれた。

宿舎祭は、祭りの開催という共同作業を通じ、入学したばかりの1年生に仲間づくりをしてもらうことなどを狙いに毎年開催されている。やどかり祭の「やどかり」は宿を借りる学生を意味している。

「ゆかたコンテスト」グランプリ受賞の生命環境学群は、パフォーマンスに刀を使った殺陣を採り入れ、チャンバラ風のステージを展開。千葉県出身で寮生活を始めたばかりの新入生、同地球学類1年の岩田美佳さん(18)が、浴衣姿で堂々とステージの主役を演じ、集まった観客を沸かせた。岩田さんは「練習を通して他の学類の人たちと一緒になり、会って1カ月とは思えないほどいろんな人と仲良くなれた」と喜びを話した。

宿舎祭実行委員会委員長で、理工学群工学システム学類3年の岩本淳宏さん(20)は「新入生は18、19歳で親元を離れ不安な時期だが、毎年、宿舎祭の準備を通じて親しくなる。最初のこの時期に友人をつくり、充実した大学生活を送ってほしい」と話した。そのほか、恒例の御輿(みこし)の練り歩き・パフォーマンスでは芸術専門学群が優勝した。

同祭は、学生有志で構成する実行委員会委員約200人が企画、運営している。運営資金は周辺地域の商店、企業などからの寄付で支えられており、今年はインターネット上でやりたいことを発表し、それに共感した人から資金を集める「クラウドファンディング(CF)」の導入にも挑戦。計11万7千円を集めた。 (高阿田総司)

茨城新聞社