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ドルトムント、ドイツ杯優勝もトゥヘル監督解任 首脳陣との確執が原因か

5/31(水) 8:22配信

ISM

 ドルトムント(ドイツ)が現地時間30日、トーマス・トゥヘル監督(43)を解任した。

 トゥヘル監督はユルゲン・クロップ前監督(現リヴァプール/イングランド)の後任として、2015年に指揮官に就任。1年目でブンデスリーガ2位(2位ではリーグ史上最高成績)、ドイツカップ決勝進出に導く手腕を発揮。攻撃的かつ魅力的なプレーで、クロップ政権最終シーズンにスランプに陥ったチームを復活させ、高い評価を受けた。

 しかし、オフに選手の大幅な入れ替えを行なった今季は、ブンデスで昇格組ライプツィヒの後塵を拝して3位フィニッシュ。ドイツカップを制してチームに5年ぶりのタイトルをもたらしたものの、かねてより問題視されていたハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEOら首脳陣との確執が、度々表面化していた。

 トゥヘル監督は2016年1月、アトレティコ・マドリー(スペイン)FWオリベル・トーレスの獲得を巡って、ミヒャエル・ツォルクSDの友人でもあるチーフスカウトのスヴェン・ミスリンタット氏と口論に。シーズン終了後のDFマッツ・フンメルス、MFヘンリク・ムヒタリアン、イルカイ・ギュンドアンらの退団について、ヴァツケCEOへの不満を表わしていた。キープレーヤーが退団し若返りを図ったチーム編成についても、現場の長であるトゥヘル監督が「リスキー」と述べる一方で、ヴァツケCEOは「野心的」と評するなど、現場と首脳陣の意見の食い違いも見られた。

 また、4月にチームバスを襲った爆発事件で、トゥヘル監督とヴァツケCEOとの溝はさらに深まった。両者は事件によるチャンピオンズリーグの試合のリスケジュールについて、激しい口論を繰り広げていた。

 ドルトムントは、契約が来季までとなっていたトゥヘル監督の退任について、「雇用者として、この人事の理由についての詳細をコメントするつもりはない。長期にわたるプロセスと、すべての首脳陣のサポートを受けての決断だ」と述べるにとどめている。

 後任については、ボルシアMGやヘルタ・ベルリン(以上ドイツ)を率いたリュシアン・ファーヴル氏が有力視されている。(STATS-AP)

最終更新:5/31(水) 8:24
ISM