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沖縄県内HIV感染22人 16年、梅毒最多41人

5/31(水) 10:23配信

琉球新報

 6月1~7日の「HIV検査普及週間」に合わせ、沖縄県地域保健課は30日、2016年に県内でエイズウイルス(HIV)感染者やエイズ発症患者が22人だったと発表した。17年も5月26日時点ですでに14人に達しており、県は「昨年を超えるハイペースで推移している」と話し、県民に検査を呼び掛けている。性感染症の梅毒は昨年は41人の感染が判明し、統計を取り始めた1999年以降、最高だった。


 県によると、内訳はHIVの感染者が17人、エイズ発症者は5人だった。昨年、今年ともに感染者はすべて男性となった。87年~17年5月26日までの感染者の累計は353人で、そのうち男性が94%に上った。累計の感染者、発症者のうち、感染経路は同性間の性的接触が最も多い67%となり、異性間の性的接触は22%、感染経路不明が11%だった。昨年も22人中19人が同性間の性的接触による感染だった。

 妊娠中の女性が感染すると子どもの流産や死産につながったり、障がいの原因となったりする梅毒の患者数は全国でも激増し、16年は全国、県内とも過去最高となった。梅毒の感染はほぼ性行為によるもので、県の担当者は「コンドームによる予防も完全ではないことから、不特定多数との性行為を避けることが重要だ」と語った。

 県内の各保健所は無料・匿名でHIV抗体検査を受けられる。検査普及週間中、北部、中部、那覇の3保健所では夜間も検査を実施する。問い合わせ先は北部保健所(電話)0980(52)5219、中部保健所(電話)098(938)9701、南部保健所(電話)098(889)6591、宮古保健所(電話)0980(73)5074、八重山保健所(電話)0980(82)4891、那覇市保健所(電話)098(853)7971。

琉球新報社

最終更新:5/31(水) 10:23
琉球新報