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追従運搬ロボット「サウザー」進化へ ドーグ、開発を本格化

5/31(水) 12:00配信

茨城新聞クロスアイ

ロボット開発のDoog(ドーグ、つくば市吾妻、大島章社長)は、主力製品の追従運搬ロボット「サウザー」について、あらゆるモノをネットにつなぐ「IoT」への対応と完全自動運行機能の開発を本格化した。導入が進む物流、製造、サービス分野で、作業効率の向上や人手不足解消など現場ニーズに応えられるよう、さらなる進化を目指す。本年度中には、タブレット端末などによる遠隔稼働や、インターネットのクラウドサーバー上で稼働する大規模運行管理システムを使った効率的な完全自動運行が実現する見通し。

サウザーは、人や台車の後を自動追従し、荷物の運搬作業を補助する4輪台車型ロボット。無人での自動ライン走行機能付き。従業員の代わりに単純作業や重労働を担うことで、労働環境の改善や生産性向上が期待できるとして、2015年10月の発売以来、物流倉庫や工場を中心に幅広い現場で導入が進み、シンガポールのチャンギ国際空港でも採用されている。

IoT対応では、サウザー単体で遠隔稼働する運用だけでなく、周辺機器との無線通信による走行指示や遠隔操作が可能になる。このほか、大規模な作業現場では、遠隔地からの呼び出し指示や目的地への配車指示、作業内容に合わせた処理手順「アルゴリズム」に基づく高度な自動運行にも対応可能となるなど、運用規模に応じた生産性の向上が期待される。

併せて、同社は日本電産子会社の日本電産シンポ(京都)と自動搬送ロボットに関する業務提携契約を締結。日本電産シンポの販売網を生かしたサウザーの販売拡大につなげるとともに、互いの独自技術を取り入れながら、高機能な自動搬送ロボットの共同開発も視野に入れる。

ドーグは「今後も継続的なソフトウェアの開発・更新を行い、IoT対応拡充といったサウザーの高機能化を進め、さまざまな現場での有効活用につなげたい」としている。(松崎亘)

茨城新聞社