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ラストチャンスで二軍落ち 中日・高橋周にトレード説浮上

5/31(水) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

「これでトレードもあるんじゃないか」

 中日の高橋周平(23)について、名古屋ではこんな声が出ている。

 東海大甲府高から2011年のドラフトで、ヤクルトなどとの競合の末に1位入団。将来の4番候補と期待されながら、6年目の今季も開幕一軍を逃した。

 去る4日に一軍昇格したものの、8試合で18打数2安打、打率.111、0本塁打、1打点。好機でバントを命じられるなど、18日には再び二軍落ちとなった。

 昨季までの高橋は、優先的にチャンスを与えられてきたが、それでも通算成績は打率.232、21本塁打。期待だけで使う時期は過ぎたとばかりに、今季は特別扱いしない方針を首脳陣が掲げていた。今回の昇格は二軍の推薦がない中で、あえて一軍に引き上げたという事実上のラストチャンス。本職の三塁には助っ人のゲレーロや、二塁と併用されている亀沢がいる。今後はチャンスが限られるだけに、高橋のトレード説が浮上しているというわけだ。

■頻繁に代わる監督と打撃コーチ

 ある中日OBは、「すでにブレークしていてもおかしくない年齢。入団してからチームは高木守道、谷繁元信、森繁和と監督が交代し、打撃コーチも頻繁に代わった。一貫性のある指導を受けてきていないことも成長を妨げる要因になっていると思う。環境の変化がプラスに出ることもある」と、こう続ける。

「左打者である高橋の長所は、逆方向に大きな打球を打てること。一方で、引っ張るとタイミングの取り方やバットの出し方に問題があるのか、ラインドライブがかかってファウルになったり、引っ掛ける打撃に陥りがち。こうした欠点を修正することに指導の重点が置かれて打撃を見失っている。巨人から日本ハムに移籍した大田泰示が今季、才能開花しつつあるように、ノビノビとやれるチームにいけば、一皮むけるかもしれない、と言っているフロントの人間が複数いる」

 今年1月、森監督が地元テレビ番組に出演し、高卒9年目右腕の伊藤について「やってくれないとトレードです」と話し、「(トレードは)半分以上は決まっていた。監督になったのでやめた」と明かした。

 中日は戦力不足もあって最下位に低迷している。くすぶり続ける若手、中堅の成長をいつまでも待ち続ける余裕はないだけに、トレード話はいよいよ現実味を帯びそうだ。

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