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太子堂にそばダイニング 料理長は「なだ万」出身、新潟名物「へぎそば」に強み /東京

5/31(水) 11:33配信

みんなの経済新聞ネットワーク

 太子堂に5月15日、そばダイニング「へぎSoba 悟縁(ごえん)」(世田谷区太子堂2、TEL 03-6413-8350)がオープンした。(三軒茶屋経済新聞)

店主の城悟さん(写真右)と料理長の河西正二さん

 新潟名物の「へぎそば」をはじめとする料理と、全国各地の日本酒を提供する同店。席数はテーブル16席、カウンター6席。子連れ客に配慮し店内は完全禁煙としている。店主の城悟(さとる)さんがそば居酒屋「匠 四谷店」(新宿区)で同僚だった河西正二さんを料理長に誘って独立した。河西さんは日本料理の老舗「なだ万」で9年間修行した経験も持つ。

 城さんは静岡県下田市の出身で現在41歳。高校卒業後、陸上自衛隊に入隊し、21歳まで高田駐屯地(新潟県上越市)で勤務していた。その際に麺にフノリを練り込んだ「へぎそば」を始めて味わったという。その後、和食業界で接客畑を歩んできた。2016年11月の自身の入院をきっかけに独立を決めた。かつて2年間、三宿に住んでいたことがあり周辺への土地勘があったため、太子堂に出店した。立地は三軒茶屋駅から徒歩約8分。「静かな住宅街の近くにあるため、隠れ家として使ってもらえたら」と話す。

 「悟縁」という屋号には、「これまでの人生、さまざまなご縁と酒縁に支えられながら生かされてきた。そういったことへの感謝の気持ちを店を通して表したかった」と城さん。「ご縁」の「ご」には自身の名前である「悟」を当て、へぎそばを訪日外国人にもPRできるように「Soba」とローマ字表記にした。

 城さんが一押しするのは、新潟県小千谷市の製麺所から届く「へぎそば」と「ジャンボあぶらげ(油揚げ)」。へぎそばは小から大まで4種類をそろえる。価格は小(2人前、240グラム)=1,540円、中(3人前、360グラム)=2,310円、並(4人前、480グラム)=3,080円、大(5人前、600グラム)=3,850円。「滑らかな喉越しと歯応えのある食感を味わってほしい」と城さん。2人前から「へぎ」と呼ばれる盛り付け板の上に、1人前のもりそば(770円)はせいろに盛り付けて提供する。

 同県栃尾市(現・長岡市)のローカルフードとして知られる「ジャンボあぶらげ」は、縦10センチ、横20センチで厚さは3センチほど。8等分に分けて、ネギ味噌やネギ納豆入りなどをはさむ。価格は880円から。油揚げは製造時に2度揚げされているため、外はパリパリ、中はふわふわした食感だという。

 そのほかのフードは「自家製さつま揚げ」(680円)、「黒毛和牛の牛すじ」(840円)、女性客を狙った「彩りうまうま野菜のバーニャカウダ」(980円)などを用意する。

 日本酒は、きき酒師の資格を持つ城さんが選んだ約30種をとっくり(150ミリリットル)で提供する。「プレミアム商品ではなく、自分が飲んでおいしいと思ったものだけをそろえている」と城さん。新潟の地酒は「越乃景虎 龍」「鶴齢 辛口雪男」「〆張鶴 月」(以上680円)、「北雪 純米」「田友 特別純米」「たかちよ 扁平精米おりがらみ」(以上880円)、「緑川 純米吟醸」「八海山 純米吟醸」「湊屋藤助 純米大吟醸」(以上980円)などがある。

 客単価は4,000円。月商200万円を見込む。6月下旬から月1~2回のペースで蔵元を招いて日本酒イベントを開催するほか、へぎそばのテークアウトや店頭販売にも取り組む。

 営業時間は17時~23時30分。

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