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巨人ついにBクラス転落…現場責任追及も

5/31(水) 16:45配信

東スポWeb

 最悪の幕開けだ。巨人は30日、交流戦初戦の楽天戦(Koboパーク)に5―13で大敗。エースの菅野智之(27)が8失点KOされるなど、散々な試合内容で今季2度目の5連敗となった。首位広島とは今季最大の6・5差。DeNAにも抜かれ、ついにBクラスへ転落した。球団は夏を前にストーブ点火のムード。現場もいよいよ、きなくさくなってきた。

 誰がこの流れを止められるのか。本来のデキではなくとも、悪いなりに試合をつくるのが菅野だが、この日は完膚なきまでに打ち砕かれた。初回にウィーラーに2ランを浴びて先制を許すと、3回までに7安打を許して6失点。5回にも藤田にとどめの2ランを浴び、今季ワーストの10安打8失点でKOされた。

 村田が加わった打線は13安打で5点を奪ったものの、2番手・戸根も6回に打者一巡の猛攻を浴び、さらに5失点。完全に勝負は決まった。現在のパ最強打線が相手とはいえ、エースがここまで打ち込まれるのは想定外。由伸監督は「特に菅野の時はね。他の投手でも、こういう展開は想定しませんけれど…」とショックを隠せなかった。

 今季ワーストタイの5連敗で、チームは4位に転落。上位2球団との差も徐々に開き始めている。V奪回に黄信号が点滅し始めたことで、球団内の雰囲気は殺伐としてきた。5月10日には親会社トップの渡辺主筆がFA補強の結果を巡って球団フロントに苦言を呈したが、ここにきて読売上層部のストレスの矛先は現場にも向き始めている。

 読売関係者が声を潜めて明かす。「本社が球団に求めているのは、あくまで『優勝』の2文字。ただ、現状は厳しくなってきた。投打に低迷している原因はどこにあるのか、最近はフロントだけではなく、現場の責任を追及する声が上がり始めています。交流戦でさらに失速するようだと、首脳陣の配置転換もあるかもしれません」

 そうした親会社の動きを制する声もある。あるベテランの巨人OBは「“背広組”がシーズン中に現場に口出しして、上向いたためしはありません。まだ前半戦も終わっていないのですから、ドーンと構えていればいいんですよ。由伸だって、まだ2年目。思うようにやらせるべきです」とクギを刺した。

 6月中旬には山口俊と陽岱鋼の一軍合流が見込まれる。現場の首脳陣は「そこまでなんとか5割前後でしのげれば、まだ上がり目はある」と見ているが…。いずれにせよ、巨人にとっては今が勝負どころ。これ以上、傷口を広げてBクラス生活が長引くようだと、嵐の到来は避けられない。

最終更新:5/31(水) 19:42
東スポWeb

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