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【全仏オープン】神尾米氏が期待する錦織の“カムバック力”

5/31(水) 16:45配信

東スポWeb

【パリ30日(日本時間31日)発】男子テニスの世界ランキング9位・錦織圭(27=日清食品)が4大大会初制覇へ苦戦しながらも初戦を突破した。

 全仏オープン男子シングルス1回戦で世界ランク外のタナシ・コッキナキス(21=オーストラリア)に4―6、6―1、6―4、6―4で逆転勝ち。高速サーブと強力なフォアハンドに押され第1セットを落としたが、第2セットを取り返すと流れに乗り3時間1分で初戦を制した。コッキナキスは11本のサービスエースに対し、ダブルフォールトも12本。相手の自滅に救われた感もある錦織は「最後まで危なかった。なかなか自分のリズムがつくれなかった」と安堵の表情を浮かべた。

 ジュネーブ・オープンは4強止まりで、痛めた右手首もまだ全快とは言えない。一方、本領発揮はこれから…と見る関係者も少なくない。元女子選手で日本テニス協会の新理事、強化副本部長に就任した神尾米氏(45)も錦織の“カムバック力”に期待している。

「ケガとか痛みとかにも繊細。それだけ苦労している選手なので。ものすごく敏感なんだろうなと思いますし、だからこそ、あそこのレベルにいる。ケガしても逃げずに、そこを強化して戻ってきている。だから強いんじゃないかと思います」

 故障で引退に追い込まれる選手もいる中、錦織は2009年の右ヒジ手術をはじめ、幾多の困難に屈することなく復活を遂げてきた。手首は「手加減ができない。どこかの筋肉を使えば代用できるものでもないですし、本当に直に衝撃がきちゃうところ」(神尾氏)だけに、時間がかかるのも仕方がないという。

 2回戦の相手は同74位ジェレミー・シャルディー(30=フランス)。5勝2敗と大きく勝ち越しているものの、錦織に油断は皆無。「パワフルなサーブとフォアがある。それに気をつけながらプレーしたい」と気を引き締めた。

最終更新:5/31(水) 16:45
東スポWeb