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原宿“ネイマール狂騒曲”イベント関係者は猛省

5/31(水) 16:45配信

東スポWeb

「死ぬぞぉーー!!」。サッカーのブラジル代表FWネイマール(25=バルセロナ)が30日、成田空港着の航空機で来日。イタリアの高級時計ブランド「ガガミラノ」原宿店(東京・渋谷区)で行われたイベントに出席したが、まさかの事態に…。サッカー界のスーパースター見たさに集まったやじ馬が、店外に約1000人も殺到。警察が緊急出動するなど、現場は一時、大パニックになった。

“ブラジルのエースストライカー”ネイマールの電撃訪問で、おしゃれな原宿の街が突如、騒然となった。

 ガガミラノのアンバサダーを務めているネイマールが、黒の高級外車で原宿店にやってきたのは午後7時30分すぎ。1時間半ほど同店に滞在したが、その間およそ1000人のやじ馬が店前に押しかけたから大変だ。

 イベント主催側は警視庁に対し、道路使用許可を取っていたが、店前の歩道だけではなく明治通りの車道の一部にまで、やじ馬が押し寄せた。とうとう渋谷署員など約30人、パトカーなどの警察車両10台ほどが緊急出動する騒ぎに発展。付近は渋滞し、署員が赤色灯で車を誘導する交通整理まで行われた。

 当然のことながら、やじ馬と警察官が激しいもみ合いに。署員が「(将棋倒しで)死ぬぞぉーー!!」「押すなっ! 下がれって!!」と怒号を飛ばし、殺伐とした雰囲気に包まれた。やじ馬の群衆に向かって空のペットボトルを投げる金髪男性もいた。

 このままでは大惨事になりかねない。署員が5~6人でイベント関係者をぐるりと取り囲み、鬼の形相で“事情聴取”を始めた。

「(この騒ぎは)犯罪レベルだ!」

「報道されるぞ!」

「(店への)入りでこれで、(退店時は)どうなるの!?」

「もう(イベントを)やめさせろって!」

 激しい口調で叱責し「後で(署に)出頭してください」と“出頭要請”まで飛び出した。署員の一人は「やってることがめちゃくちゃ」とイベント主催側のリスクマネジメントに首をひねった。

 明治通り一帯が緊迫した雰囲気に支配される中、仕事の移動中なのかタレントの石田純一(63)がひょっこり現れたから、またまた大変。やじ馬たちが一斉に取り囲んだため、署員の誘導で迎えの車に避難。ちなみに、飛んで火に入る“アラ還男”の足元は、やはり素足に革靴だった。

 店内でネイマールは、もう一人のゲストである大相撲の横綱日馬富士(33=伊勢ヶ浜)と初対面。店外の喧騒をよそに日馬富士から「ぜひ相撲を見に来て」と誘われ「行ってみたい」とニッコリ応じた。

 退店時も怒声が飛び交う、ものものしい空気に包まれた。やじ馬の飛び出しを防ぐため、急きょ規制線が張られた。

 午後9時15分ごろ、黒の高級外車の助手席に乗ったネイマールは、この騒ぎをケータイでちゃっかり収めて走り去った。

 イベント関係者は「道路使用許可は取っていた」としたものの「ここまでの(大パニック)は予期していなかった。(対応に)慣れていなかった」と釈明。「明日、(署に)出頭する。絞られると思う。書類送検になるかもしれない」と声を落とし「皆さまにご迷惑をおかけした。今後、肝に銘じる」と陳謝した。

 同関係者が「ケガ人が出なくてよかった…」と漏らしたように、事故が起きなかったのがせめてもの救い。まして、ブラジルの至宝を負傷させる事態にでもなっていれば“外交問題”に発展しかねない“ネイマール狂騒曲”だった。

最終更新:5/31(水) 16:45
東スポWeb