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バド桃田が復帰戦V、アクセサリー封印&肉体改造で“別人”

5/31(水) 13:39配信

デイリースポーツ

 「バドミントン 日本ランキングサーキット大会」(31日、さいたま市記念総合体育館)

【写真】あまりにも“らしさ”満開やんちゃな頃の桃田とのビフォーアフター

 男子シングルス決勝が行われ、違法賭博問題による大会出場禁止処分から復帰した元世界ランク2位の桃田賢斗(22)=NTT東日本=は、日本代表で日本ランク3位の上田拓馬(28)=日本ユニシス=に1時間を超えるフルゲームの末、21-13、14-21、21-19の2-1で競り勝ち、優勝した。

 勝利の瞬間、コートにうずくまり、涙をユニホームでぬぐった。立ち上がると、四方にお辞儀をした。

 まるで“別人”のように生まれ変わった桃田が、1年2カ月ぶりの復帰戦を優勝で飾った。茶髪、アクセサリー、奔放な言動がトレードマークだった以前の姿とは一変。「(装飾品は)前はかっこいいからと思って着けていたけど、もう必要ないかなと。誰かに言われたとかじゃなくて、自分で外しました」。黒い短髪に、ネックレスなどのアクセサリーは一切身につけない飾らない姿で、必死にシャトルを追い続けた。

 大会を通じて「コートに立たせていただく喜びと感謝をかみ締めてプレーする」と繰り返した。「一人じゃバドミントンはできない。相手選手、審判、スタッフ、応援してくれる人、毎日取材に来てくれるメディアの皆さんすべてに感謝の気持ちを持って」。コートに入る際や、シャトルの交換、会見の前後など、事あるごとに頭を下げた。

 明らかに引き締まった肉体も目を見張った。処分期間中は苦手だったランニングやウエートトレーニングに着手し、体重は5キロ減。スピードとスタミナがつき、粘り強く相手のミスを待つ戦法にも取り組み、「自分の中で引き出しが増えたのは大きい」と手応えを示した。

 この日は日本代表の朴柱奉監督(52)も視察に訪れた。今後は、7月にも国際大会に復帰予定。生まれ変わったかつてのエースが、再び世界のトップを目指してゼロから出発する。