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野生イノシシ対策に苦慮の米テキサス州、熱気球からの駆除合法化

5/31(水) 11:57配信

The Telegraph

【記者:James Rothwell】
 米テキサス(Texas)州で、熱気球に乗り上空から野生のイノシシを射撃することを合法化する法案が可決された。芝生を荒らしたり墓石を破壊したりする凶暴なイノシシの駆除が狙いだという。

 テキサス州住民は、イノシシによる被害総額が年間最大5000万ドル(約56億円)に上ることもあると怒りを募らせている。毒餌による駆除を試みたものの奏功せず、苦慮していた。

 同州のマーク・キオ(Mark Keogh)議員は地元紙テキサス・オブザーバー(Texas Observer)に対し、「ここでの問題は自分たちで何とかしたい」「われわれには、西部ならではの向こう見ずでカウボーイ流の物事の対処の仕方がある。文化の一部を成し、他のどの州とも異なるやり方だ」と語っている。

 法案は今月24日に州上院で承認され、あとはグレッグ・アボット(Greg Abbott)知事の署名を待つのみ。

 同州では、狩猟免許所持者がヘリコプターから野生のイノシシを射撃することはすでに合法化されているのの、当局者らはずっと以前から奇襲作戦という代替案を模索してきた。

 そこで考え出されたのが熱気球だ。これなら、ヘリコプターよりも騒音はずっと少なく、同州におよそ200万頭生息しているとみられている野生イノシシに気付かれずに接近することができる。その上、ヘリコプターだとごう音と激しい揺れの中で銃を構えるのにも一苦労だが、熱気球なら安定性も高く、落ち着いて狙いを定めることができる。

 法案を提出した同州農業局のシド・ミラー(Sid Miller)局長は、「イノシシは墓地では墓石を倒し、ゴルフコースや都市公園、郊外の芝生を荒らしている」以上、「もはや笑い事などではない。農業問題という枠を超えている」と指摘している。【翻訳編集】AFPBB News

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最終更新:5/31(水) 11:57
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