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千葉の島田社長がBリーグ副理事長に就任「危機感を持って引き受けた」=バスケットボール

5/31(水) 14:53配信

スポーツナビ

 Bリーグは5月31日に都内で臨時会員総会を行い、島田慎二・千葉ジェッツ社長の副理事長就任を決定した。正式な就任は9月末の定時会員総会後となるが、大河正明チェアマンは「(就任を)4カ月前倒しで決めたのは、6月から18-19シーズン以降の中期計画を立てなければいけないから。今日をもって実質的に副理事長として、リーグに入って仕事をしてもらう」としている。

 役員候補者選考委員会の委員長を務めた川淵三郎キャプテンは島田新副理事長について「(Bリーグ発足前に)NBL、bjリーグの社長と会って話をしている中で、島田さんの存在が気になっていた。Bリーグのチェアマンにふさわしい人という目で見ていた」と評価を述べている。
 
 また川淵キャプテンは島田氏を登用した理由について「経営という観点から見た場合に、大河チェアマンの補佐役が必要だとずっと考えていた。彼にはしつこくアプローチしていて、千葉の社長を辞めずに、大河チェアマンの下で働けるなら考えてもいいということになった」と説明している。

 利害の対立が頻繁に起こるクラブとリーグにおいて、そのトップを兼任する人事は極めては異例だが、川淵キャプテンは「ほとんど例がないと思いますけれど、例を見ないからBリーグはできた。クラブに有利なことがあるのではないかと一般的には言われるかもしれないが、島田社長はそういうケチなことを言う人ではない」と語っている。

 大河チェアマンは「まずはBリーグの事業規模をさらに発展させること。Bリーグは急成長を遂げ、職員も2、3人から30数名の体制になった。職員やクラブに気配り、目配りをする必要がある。島田さんの力でガバナンスを強化したい」と島田氏に期待を寄せる。

 島田氏はここまでのBリーグの経営に関して「やらなければいけないことがあるとクラブの経営者として思っていた。(外部から見て)経営者の目線がリーグ内にないと思っていたが、それは顧客目線が足りないということ。顧客目線がないものが成功するはずがない」と指摘した上で、「お金がなければ代表強化、選手の環境整備もできない。お客さんがたくさんこなければ、夢のアリーナを作るという行政の動きにもつながらない。事業が発展しなければ理念の達成もない。危機感を持って、引き受けさせてもらった」と抱負を述べた。

 リーグとクラブにかける労力、時間の比重については「月~金でいうと初めはリーグが3、クラブが2くらいの割合でいこうかなと思う。ジェッツも6年目が終わって、ここ最近は、ある程度任せて時間的なパワーを取られる状況は減らしてきた。それも引き受けられた大きな要素。頭の切り替えは大変だが、使命だと思ってしっかり取り組み、ジェッツはソフトランディングする」としている。

(取材・文/大島和人)

最終更新:5/31(水) 18:36
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