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話題沸騰!アニメ『BLAME!』監督&副監督インタビュー・3

5/31(水) 19:07配信

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『BLAME!』はこうして作られた! 制作の環境を取材した!!

 フル3DCGで描かれるハードSF作品『BLAME!』。『シドニアの騎士』などの原作でも知られる弐瓶勉の伝説的な作品で、世界中に熱心なファンがいることでも知られている。その劇場公開が5月20日に始まった。これに合わせ、アニメを制作したポリゴン・ピクチュアズを訪ね、瀬下寛之監督、吉平“Tady“直弘副監督へのインタビューを行なった。ここページではその3をお送りする。


■専用にチューニングされたマシンから生み出される魅惑の映像

 さてこれ以降では、『BLAME!』の制作現場の様子を紹介したい。3DCGソフトは「オートデスク(Autodesk)Maya」だが、レンダラーやシェーダーといったソフトもオリジナルだし、インターフェイスやコントローラー、ビューワーといったツールもオリジナルのものを使用しているということで、見た目はまったく違ったものになっているそうだ。

 使用するPCもワークステーション級のマシンかと思うが、実はそれほどハイスペックなマシンではないという。PCの画面で『BLAME!』の1シーンをプレビューしてもらったが、プレビュー用の簡易的なレンダリングながらも各キャラクターがシーンそのままに動いているのがわかる。

 当然ながら、映画そのままのアングルで見るだけでなく、カメラ視点を自由に動かして作品とは異なるアングルから見ることも自在にできる。登場人物である霧亥の視点やづるの視点でその場面を眺めることも可能だ。これはとても面白い。

【吉平副監督】「この舞台は自由に歩き回ってロケハンすることが可能で、実際のストーリーボード作りではバーチャルロケハンをしています。手で描きやすい。あるいは容易に想像しうるような構図に縛られず、その世界に降り立った目線から画面を選んでいるのです」

 づる達が隠れ住む集落や激しい戦闘が展開した階層都市などを自由に歩き回れる。これは探索者である霧亥そのものになれると言ってもいい。ファンならばぜひとも体験したいところだろう。

(つづく)

取材・文:鳥居一豊

映画『BLAME!』

5月20日(土)より全国にて2週間限定公開中
<スタッフ>
●原作/総監修:弐瓶勉
●監督:瀬下寛之
●副監督/CGスーパーバイザー:吉平“Tady”直弘
●脚本:村井さだゆき
●プロダクションデザイナー:田中直哉
●キャラクターデザイナー:森山佑樹
●ディレクター・オブ・フォトグラフィー:片塰満則
●美術監督:滝口比呂志
●色彩設計:野地弘納
●音響監督:岩浪美和
●音楽:菅野祐悟
●主題歌:angela「Calling you」
●音楽制作:キングレコード
●アニメーション制作:ポリゴン・ピクチュアズ
●配給:クロックワークス
●製作:東亜重工動画制作局

<キャスト>霧亥:櫻井孝宏/シボ:花澤香菜/づる:雨宮天/おやっさん:山路和弘/捨造:宮野真守/タエ:洲崎綾/フサタ:島崎信長/アツジ:梶裕貴/統治局:豊崎愛生/サナカン:早見沙織

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最終更新:5/31(水) 19:07
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