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JFEとジャパンパイル、建築基礎杭工法を改良=大径化で工期短縮

5/31(水) 6:01配信

鉄鋼新聞

 JFEスチールと建築基礎杭を扱うジャパンパイルは30日、建築物の基礎杭工事に使われる「先端拡大根固め杭工法」を改良したと発表した。改良手法では杭などを大径化し、杭1本当たりの支持力を向上。これにより耐震性能を維持しながら杭の施工本数を減らせ、施工コストや工期を低減できる。両社は国内で建設が相次ぐ大型物流倉庫や火力発電プラントに照準を合わせ早期の初受注を目指す。当面は年5件(鋼管重量ベースで1万トン弱)、20億円程度の受注が目標だ。

 改良手法は「コン剛パイル工法」と名付けた。JFEグループが生産・供給する鋼管杭を活用し、施工はジャパンパイルと、両社が施工を承認したノザキ建工(本社・千葉市)が手掛ける。
 大型物流倉庫の基礎杭は現在、鉄筋とコンクリートを用いる「場所打ち杭工法」が主流。「先端拡大根固め杭工法」は支持力の課題から適用が限定的だった。両社は支持力の高い改良手法を市場にアピールし、場所打ち杭工法の代替として需要を捕捉したい考え。
 「先端拡大根固め杭工法」は鋼管やコンクリート製の杭と、コンクリート製の根固め球根を一体化させた構造物を用いる。一般に普及済みの技術だが、JFEなどは杭径を最大1・5メートル(同社従来法は最大1・2メートル)に、根固め球根の直径を同3メートル(同2・4メートル)に広げることで杭基礎の設計に用いる杭1本当たりの「長期先端許容支持力」を従来より約2割増の最大2万4400キロニュートンに高めた。施工条件にもよるが、両社は杭工事の工期を約2割、工事費用を10~15%削減できると試算している。
 改良手法は杭部分に鋼管杭と既製コンクリート杭を組み合わせられるのも特徴の一つ。両方の杭を荷重条件に応じて最適に「混合」できることから工法名を考案した。

最終更新:5/31(水) 6:01
鉄鋼新聞

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