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自動運転向けにヘッドランプも進化している!

5/31(水) 8:30配信

ニュースイッチ

小糸がセンサー内蔵型で全方位監視、数年後の実用化目指す

 小糸製作所はレーザー光を感知するセンサーを内蔵した自動車用ランプを開発した。今後数年内に実用化を目指す。ヘッドランプとリアランプ双方に組み込んで、車の周囲360度全方向を検知可能。事故防止に寄与する。自動運転車への搭載を視野に製品化を目指すが、センサーの小型化などクリアすべき課題はまだ多い。

 「周囲監視センサ内蔵ヘッドランプ」として開発した。ランプの隣にレーザースキャナー(ライダー)を設け、歩行者や車両の存在を感じ取る。コンセプトモデルはヘッドランプのみだが、リアランプへの搭載も技術的には可能。前後四つのランプ全てにライダーを取り付ければ、全方位を検知できる。

 ランプとセンサーを隣接させ、その上からアウターレンズをかぶせることにより、ホコリや飛び石からセンサーを守れる。汚れがレンズに付いても、ランプクリーナーなどで容易に洗浄でき、センサーの感度低下を抑えられる。ランプの光軸の動きに合わせ検知範囲を追従する。

 自動運転システムに接続して事故が発生しそうな場合に減速したり、自分の運転状態を周囲に知らせたりといった使用例を検討している。実用化に向け今後より具体的に詰めていく。

 センサーの小型化も課題。自動車用ランプは細型タイプにニーズが集まっており、デザインを損ねない寸法、形状が求められる。

 また、ランプ全体の細型化には、センサーの部品点数を抑える工夫も欠かせない。センサーもレーザーのほか、カメラなどあらゆる検知方式の製品が次々と開発されている。「どんなセンサーが標準的になるのか見極めながら開発を進めたい」(小糸製作所)という。

最終更新:5/31(水) 8:30
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