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市バス減便、路線変更など再編 有償運送導入も

5/31(水) 16:15配信

両丹日日新聞

 公共交通の再編へ向けて取り組みが進められている京都府福知山市三和町で、市バスのダイヤ改正と有償運送事業導入の説明会が、地元の住民を対象に開かれている。新たな公共交通の体制は地域住民組織の三和地域協議会と市が協力して構築しており、10月からの実施を予定している。

 三和地域では現在、川合大原、細見、菟原の3路線、菟原線の支線の友渕支線で市バスが運行している。しかし、菟原線の一部では友渕支線を経由するため、長時間の乗車を余儀なくされるほか、ほとんどの路線や区間で利用が無かったりする。

 地域住民からも公共交通の見直しを求める声があり、2年前から同協議会と市が住民の利用しやすい移動手段の確保、市バスの効率化に向けて協議を進めてきた。

 この結果、市バスの再編案として、菟原線と友渕支線を分離し、菟原線を加用-三和荘間、友渕支線を草山温泉-三和荘間の往復運行に変え、運行時間の短縮を図るほか、細見線を一日16便から9便に、友渕支線を一日14便から10便に減便することなどを決めた。

 さらに、三和地域協議会が主体となり、短縮、減便となった市バスを補完する交通手段として、有償運送事業に取り組むことにした。

 これは、国土交通省の認定を受けた人、または第二種運転免許を持つ人が運転者となり、地域内限定で、利用者を希望の時間に低料金で送迎する(事前予約が必要)というもの。

 利用者は自宅から目的地まで直接移動できるようになり、バス停まで遠かった人、重い荷物を持ってバス停から歩いて帰る人らの負担が軽減される。

 29日夜には菟原中の菟原集落センターで最初の説明会があり、住民13人が参加。市、市役所三和支所、三和地域協議会の11人が説明に訪れ、市バスの再編案、有償運送事業の概要や実施までの流れを説明した。

 会場では「有償運送が地域外からの来客の送迎、急用時などにも利用できるのか」といった質問が出たほか、運転手として参加した場合、事故時にはどういった保険、補償の対応になるかなどを確認した。

 参加した同町友渕の嘉寺好秋自治会長は「有償運送事業が軌道に乗り、たくさんの人から親しまれるサービスになれば良いですね」と期待を寄せていた。

両丹日日新聞社

最終更新:5/31(水) 16:15
両丹日日新聞