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【日本RC】桃田賢斗、激闘を制し涙の復活V! 男子シングルス決勝戦

5/31(水) 22:30配信

バド×スピ!/バドミントン・マガジン

5月27日(土)に開幕したバドミントンの『2017年日本ランキングサーキット大会』(埼玉県さいたま市)。31日(水)は各種目の決勝が行なわれた。ここでは、男子シングルスの試合レポートと選手のコメントを紹介しよう。


男子シングルス決勝戦は、桃田賢斗(NTT東日本)と上田拓馬(日本ユニシス)、互いの力を出し尽くした激闘だった。

第1ゲームは桃田が得意のスマッシュを決める一方、上田のミスが目立ち、21-13で桃田が奪う。第2ゲームに入ると、レシーブ力と丁寧なプレーが身上の上田が集中力を増し、ラリーでねばって崩す形が決まりはじめる。8-7と上田が1ポイントリードの場面から、6連続ポイントで14-7。コースをついたスマッシュをノータッチで3本連続で決めるなど、相手コートにスペースを作る組み立てが光った。桃田はサービスの構えに入る前、両足ジャンプなど体をほぐす動作を何度もするが、そこから追いつくことはできず。14-21で、この大会初めてゲームを失った。

ファイナルゲームは互いの集中力が高まり、スーパープレーの応酬に。上田が3-4から5連続得点で突き放すが、桃田が点差を詰めて、折り返しは桃田11-10上田。勝負を決する終盤、18-18の場面で、桃田が上田のバックサイドに渾身のスマッシュ。ノータッチで決まると、「ヨーシ!」と大きく声を出して拳を握りしめた。

マッチポイントを一度しのがれて、20-19からの長いラリーは、上田のロブがバックラインを大きく越えてゲームオーバー。桃田はそのまま床にくずれて顔を伏せ、しばらく動けない。対する上田も、桃田とほぼ同じ体勢のまま。両者は場内からの大きな拍手にうながされるように起き上がり、歩み寄って握手をかわした。約83分間、一瞬も目が離せないハイレベルな試合。戦い終えた桃田の目から、涙があふれていた。


上田拓馬のコメント
「1ゲーム目は来た球をそのまま後ろに上げて打たれてしまいましたが、2ゲーム目からは来た球を少しためて逆に出したりして、相手に体をしっかり入れて打たれないように心掛けました。最終的には残念な結果でしたが、いまできることは全部やったので、自分にとってもこれから先に向けていいきっかけになるのではないかと思います。

桃田選手は前よりも動きのキレやスピードが上がっていたような印象を受けました。(世界のトップ選手が出場する)スーパーシリーズを転戦していて、(対戦相手によっては)ラリーも単発で、体力的にももう少し余力を残して勝つこともありますが、今日はそういった試合以上のクオリティーだったと思います」

※桃田賢斗のコメントは別記事に掲載

バドミントン・マガジン編集部