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台プラ・CSC・JFE合弁の越一貫製鉄所「FHS」、1号高炉火入れ

5/31(水) 6:01配信

鉄鋼新聞

 台湾プラスチックグループ、台湾・中国鋼鉄(CSC)、JFEスチールの合弁によるベトナム中部ハティン省の高炉一貫事業「フォルモサ・ハティン・スチール」(FHS社)は29日、1号高炉(炉内容積4350立方メートル、年産規模350万トン)の稼働を始めた。下工程となる年産500万トンの熱延ミルと120万トンの線材ミルはすでに操業を始めている。また、建設を終えているとみられる2号高炉(1号と同型)の火入れは現時点で未定だが、できる限り早期の稼働を目指すことになる。

 もともと1号高炉は昨年6月に火入れする予定だったが、ベトナム北中部で魚が大量死したことをめぐり、FHSは賠償金のほかベトナム政府の環境対策など諸要求をクリアする必要に迫られ、約1年稼働が遅れた。今月半ばまでにベトナム政府は20日以降の試運転を許可。これを受けての火入れとなった。
 FHSは年産2千万トン規模の高炉一貫製鉄所を建設する東南アジア最大級の鉄鋼プロジェクト。計画は1期および2期に分かれ、1期の総投資額は約100億ドル(約1兆1千億円)。2基の高炉を稼働し、年産700万トン規模の製鉄所とし、さらに高炉1基を加え年産1千万トン規模の一貫製鉄所を目指していく。

最終更新:5/31(水) 6:01
鉄鋼新聞