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『LOGAN/ローガン』ヒュー・ジャックマン来日インタビュー、「どこでケリをつけるかが大事」

5/31(水) 15:40配信

Billboard Japan

 『LOGAN/ローガン』(2017年6月1日公開)を持って、17年間演じてきたウルヴァリン役を卒業するヒュー・ジャックマンが5月中旬に来日し、長年演じてきた人気キャラクターへの熱い思いを語ってくれた。

 『X-MEN』シリーズで最高の人気を誇るウルヴァリンことローガンは、これまでシリーズで描かれていた不死身の超人ではなくなっている。治癒能力が衰え、年老いた彼の姿に衝撃を受けるファンもいるだろう。本作では、そんな彼の前に、邪悪な敵に狙われる謎めいた少女ローラが現れ、彼女を守るため死力を尽くすローガンの“最後”の戦いが描かれている。「ローガンは人を愛することが苦手で誰も信用しない。それにローラはローガンにとって重荷なんだ。チャールズ(プロフェッサーX)の面倒だけでも苦労しているんだから。でも最後には、ローラが家族や愛とは何かを教えてくれる扉を開けてくれる。それらがどれだけ素晴らしいものか気づくのに、かなり時間がかかったけどね」と本作のメインテーマを教えてくれた。

 ミュータントの最後の希望としてローガンの前に現れるローラ役に抜擢されたのは、新人子役のダフネ・キーン。言葉を発せず、激しい怒りを内に秘めたローラを演じたダフネは、撮影当時はまだ11歳だった。ダフネについてヒューは「この映画にはいくつもの奇跡があるが、彼女もそのうちの一つだと言える。脚本を渡されたとき、監督に、『なかなかいい役だけど、こんな役を演じられる子はいるんだろうか?』って聞いたんだ。それにダフネはオーディションで会った時、『ハーイ!』って感じの明るい子で、『おいおい、本当にこの子で大丈夫?』って不安だったんだよ。でもダフネの演技テープを見た瞬間、『この子でイケる!』って悟った」と彼女の演技を大絶賛。本作のアクションシーンのほとんどを彼女自身が演じたというのも驚きだ。

 本作でウルヴァリン役を卒業することを表明しているヒューは「これまでキッチンで料理を作ってきた。これからはただお金を払ってその料理を食べる番だ!」と話す。今後リメイクされた時に何かしら関わる可能性もあるか尋ねたところ、「その映画を観るだろうけど、関わらないね」と、本当に本作でこの役を卒業することを断言。ファンにとっては悲しいが、「楽しいパーティーがあったとして、飲みすぎて翌日気分が悪いと、『どうしてあの時の“もう一杯”を断らなかったんだろう』と後悔する。どこでケリをつけるかが大事なんだ。それに良いタイミングでパーティーを離れれば、そのパーティーから何か次のインスピレーションを受けるかもしれない。僕はここで卒業して、とてもいい気分だよ」とヒューなりの理由もきちんと明かしてくれている。

 しかし、そんな思い入れのあるキャラクターに別れを告げたシーンはなんとも、とりわけ特別感のない場面であったことが判明。「4か月続いた撮影の最終日はパーティーの後片付けのシーンだった。スタジオでの撮影と屋外撮影を4つ同時に撮影して、ゴミ出しに、犬のえさやり、そして散歩シーンなどいろいろと走り回っていたところでプロデューサーが『はい、これで終了!』って言って撮影は終了(笑)。多くの人はラストのあのエモーショナルな場面を想像しているけど、実際は全然違うんだよ」と笑いながら話してくれた。ヒュー・ジャックマンが全身全霊をささげた最後のウルヴァリンの姿はぜひ劇場で。映画『LOGAN/ローガン』は2017年6月1日より公開。

Text: Mariko Ikitake


◎作品情報
『LOGAN/ローガン』
2017年6月1日(木)より全国ロードショー
監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:ヒュー・ジャックマン、パトリック・スチュワート、ダフネ・キーンほか
配給:20世紀フォックス映画
(C)2017Twentieth Century Fox Film Corporation

最終更新:5/31(水) 15:40
Billboard Japan