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脳機能障害の家族会 紀南で支部設立へ

5/31(水) 17:01配信

紀伊民報

 高次脳機能障害者やその家族でつくる「和歌山脳外傷友の会家族会『和らぎ』」(内藤友香子会長)は、紀南支部の設立に向けて活動している。6月24日には紀南で初めて田辺市内で講演や交流会を開く。

 高次脳機能障害は、頭部外傷や脳出血、脳梗塞などにより誰でもなる可能性がある障害だが、あまり知られていないのが現状。交流や情報交換、啓発を目的に県内では2007年5月に「和らぎ」が設立された。現在、13家族が入会し、2カ月に1回ペースで会合を開いている。紀南地方からは田辺市と上富田町の2家族が参加している。

 会員のほか、紀南在住の高次脳機能障害者やその家族から、紀南でも身近に交流や情報交換する場をつくり、新しい人の入会を促そうという声が上がり、紀南支部の設立に向けて動きだした。

 「和らぎ」は会合だけでなく、年に1回、リハビリ講習会やお楽しみ会を開き、啓発活動もしている。紀南支部でも和歌山とは別に会合などを開き、会全体を盛り上げていきたいという。支援の輪も広げる。


 「和らぎ」によると、高次脳機能障害者数は全国で50万人といわれている。県子供女性障害者相談センターには昨年中、高次脳機能障害に関係する相談は339件あったという。

 会員の山下裕子さん(57)=田辺市秋津町=は「高次脳機能障害は、今までできていたことができなくなったり、物忘れがひどくなったりするほか、感情のコントロールができなくなる。心のケアが大事だし、周りの人に理解してもらうことが必要。それらをみんなに知ってもらいたい」と呼び掛けている。

 問い合わせは「和らぎ」(073・423・5838)へ。

最終更新:5/31(水) 17:01
紀伊民報