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地蔵に6人の冥福祈る 加賀・大日山遭難事故50年

5/31(水) 1:39配信

北國新聞社

 加賀市の大日(だいにち)山(1368メートル)で30日、1967(昭和42)年1月に遭難死した6人をしのぶ慰霊式が初めて営まれた。遺族や当時捜索に加わった山中山岳会員ら7人が参加し、犠牲者の冥福を祈るとともに山岳遭難の防止に願いを込めた。

 遺族らは午前7時半に大日山の登山口を出発、登山道「池洞(いけぼら)新道」近くの沢伝いを片道約1時間半かけて歩き、標高約600メートルの山中にある慰霊地蔵に到着した。

 事故当時4歳だった金沢市の遺族男性が地蔵に花を手向け、山岳会員も手を合わせた。遺族男性は「地蔵が見つかって良かった。父を感じられた」と話した。

 遭難事故では「かもしか山岳会」(金沢市)の男性5人、女性1人が犠牲になった。発生から50年を迎える今年、設置場所が分からなくなっていた慰霊地蔵が確認されたことを受けて慰霊式が開かれた。

 50年前、捜索隊として入山した元消防職員の石蔵博敏さん(76)=山中温泉上原町=は、当時の捜索活動を振り返りながら「すぐに見つけられなかったのは悔しい。山登りは危険と隣り合わせであることを知ってもらいたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:5/31(水) 1:39
北國新聞社