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「石川の伝統工芸展」が開幕

5/31(水) 15:57配信

北國新聞社

 第58回石川の伝統工芸展(日本工芸会、同石川支部、北國新聞社主催)は31日、金沢市のめいてつ・エムザ8階催事場で開幕した。陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の152点が並べられ、「工芸王国石川」を担う作家の豊かな感性を伝えた。

 最高賞の知事賞を2年連続で獲得した木場紀子(もとこ)さん(金沢市)の染織「紬織(つむぎおり)着物『丸い地球』」は、爽やかな青空を思わせる水色のグラデーションが鮮やかで、曲線の模様が空気の動きを表しているように感じられる。

 北國新聞社社長賞に選ばれた中田博士さん(小松市)の陶芸「真珠光彩(しんじゅこうさい) 壷(つぼ)」は、優美な雰囲気を漂わせる白磁で、削り出して作ったふっくらとした形が特徴となっている。金沢市長賞となった村上浩堂さん(金沢市)の金工「象嵌(ぞうがん)花(か)器(き)『井(せい)』」は、モダンな形状と、表面に引かれた直線がシャープさを醸し出した。

 石川県内の人間国宝8氏が制作した秀作は最高峰の美を放ち、来場者はじっくりと鑑賞した。工芸展は金沢百万石まつりに協賛し、6月5日まで開かれる。入場は無料となっている。

北國新聞社

最終更新:5/31(水) 15:57
北國新聞社